『俺の後輩がこんなに可愛いわけがない』。

 うーん、いまいち。ほんとに同人誌そのものって感じ。内容が原作に沿っているわけでもないのに原作なしでは成立しない中途半端さが辛い。でも黒猫は可愛い(重要)。

 で、原作とこの番外編漫画ではひとつ大きな差があって、原作では黒猫が出版社に持ち込んだ小説はまるでお話にならない出来という描きなんだけれど、番外編で黒猫が持ち込む漫画は「ダメだけれど見込みがある」みたいな描写になっているんだよね。

 原作の黒猫は出版社持ち込みのあと、開きなおって自分の好きな世界をひたすら追求することに決めてしまう。ぼくはそれはそれで創作活動のひとつのあり方だと思う。プロになることだけが創作の正しいあり方じゃないだろう。

 そういう意味で、原作と『俺猫』とでは描写の意味するものが違ってくるよなー、と。ぼくは原作の開き直った黒猫が好きですね。