保守化。


 最近、小説の読書量が劇的に減っていて、そのかわりノンフィクション(この場合は、小説以外の本すべてを指す)ばかり読んでいます。フィクションは面白くなかったらゼロ価値だけれど、ノンフィクションは面白くなくても知識が身につくので、比較的安全な読書といえる。行動パターンが保守化しているな、と思いますね。

殉教と殉国と信仰と―死者をたたえるのは誰のためか

殉教と殉国と信仰と―死者をたたえるのは誰のためか

 まあ、ほかにも色々あるんですが、たとえばこんな本を読んでいます。これは以前読んだ高橋哲哉靖国問題』とかと絡む内容ですね。サブタイトルが「死者をたたえるのは誰のためか」となっていますけれど、このテーマで行われたシンポジウムを収録した本です。

 まあ、簡単にいうと、国家や宗教が死者をたたえて「死んでくれてありがとう」と言うのは、生きている人間に対し「お前らもこうやって死ぬんだぞ」と強制するためだ、という身も蓋もない事実(笑)を前提に、「それってどうよ?」と疑問を呈する内容となっています。

 ここらへんはけっこうオタク系の物語にも関わってくるんじゃないかな。『銀英伝』でルッツだったかな?が死んだ時に、恋人だったか婚約者の女性が、ラインハルトの助力を拒否するという場面がありましたが、こういう文脈で捉えると色々思うところがありますね。