それは、北極星をめざす旅。


 新作同人誌の発行部数を300部にするか400部にするか迷っています。まあ、前作が300部完売したうえに数十冊不足したことを考えると、400部でかまわないとは思うんだけれど、でも前回は初めての本だったからこそあれだけ売れたという気もするんだよね……。

 ちなみにタイトルは『戦場感覚 ポラリスの銀河ステーション』で決定です。ポラリスとは(現時点での)北極星のこと。「それは、北極星をめざす旅。」ということで、この本(の評論部分)は、北極星の終着駅をめざすある種の「銀河鉄道の旅」として構成されています。

 また、小説部分はこの「旅」と絡みあいながら、もうひとつの物語を展開しています。それは、いじめられっこで自分を愛せない十三歳の「ぼく」が、『戦場感覚』という本を書いている「先生」と出逢うことによって自己肯定にいたるお話です。

 この小説部分と評論部分が絡みあい補完しあいながら 同じ結論にいたるよう構成されている……と思うんだけれどどうよ(←自信ないのか)。

 ま、意余って力足らず、野心的な構成のわりに内容はどうなんだろ?という気もするんだけれど、それでも前作『BREAK/THROUGH』をおもしろく読めたひとなら確実に楽しめると思います。前作を内容的に超えられたかどうかは微妙なところですけれど。

 というかまあ、方向性が異質すぎて比較できないんですよね。前作がとにかく好きな作品を好きなように語っていたのに対し、今回はぼくがふだんどういう思想のもと「Something Orange」を書いているか?というそのバックグラウンドを開陳する「思想書」となっています。

 ポラリスの銀河ステーション。それは、ひとの魂が行き着くところ。わたしたちが生を完遂し、天に召されたときにたどり着く場所。わたしたちのいのちとは、そこをめざし歩きつづける遙かなる旅にほかならないのかもしれない――みたいな。

 ちなみに、現時点での目次はこんな感じ。

前記

序幕「十三の夏」

第一部「α」

第一幕「ファラオの宝の倉」

始発駅「戦場感覚」
第二駅「レジスタンス」
第三駅「ただ一本の「道」」
第四駅「穴のあいたパラシュート」

第二部「Ω」

第二幕「助けて」

第五駅「ハートカットガールズ」
第六駅「ひとでなしとひとと」
第七駅「タナトスのエロス」
第八駅「遙かなる中原へ」
第九駅「あいのうた」

第三部「αでありΩ」

第三幕「女の子の秘密」

第十駅「メメント・モリ −花のテーマ−」
第十一駅「修羅の生命螺旋」
第十二駅「星は生きている」
終着駅「ポラリスの銀河ステーション」

終幕「I love me.」

 ページ数はおそらくB5で140〜150ページ。コミケ価格は1000円。ようするに前作と同じ厚さ、同じ価格です。ただし、今回はゲストがいません。レスター伯(id:pushol_imas)の解説が入るほかはすべてぼくの文章で構成されています。文字通りの個人誌ですね。

 くわしくは来週中にも告知しますが、ま、1000円払う値打ちはあると思います。買ってね!