原稿進行。


 あいかわらずこつこつと同人誌の原稿を書いています。現在、120枚くらい。合わせて400枚くらいになる予定なので、まだ3分の1も終わっていません。先は長いなあ。

 今回はつくづく、一冊の本を仕上げるということの大変さを噛みしめています。二ヶ月や三ヶ月で一冊本を仕上げようということが無理なんだよな……。もっと早く書きはじめるべきだった。

 まあ、そうはいっても、前作でずいぶん力を使い果たして、それが快復するのに数ヶ月かったのだから仕方ないけれど、しかしせめてもう一ヶ月、早く書きはじめるべきだったなあ、と悔やんでいます。もっともこういうものは、日があればあるだけ無駄に使ってしまうものでもあるのでしょうけれど。

 たぶん力を抜けばいくらでも量産できるだろうけれど、自分のすべてをつぎ込んだ本を、二、三ヶ月に一冊出しつづけるということは無理ですね。少なくともぼくには無理。たくさん本を出しているひとは、うまく手を抜いているか、それとも一冊や二冊ではとても出しきれないほど書きたいことがあるのかのどちらかでしょう。

 いままで「一発屋」的に傑作を一、二作書いて沈黙してしまった作家をあなどっていたところがあるけれど、これからはもうそんなふうには思いません。いや、ふつう、傑作を一冊二冊書いたらもう書くことなくなりますって。

 ぼくも『BREAK/THROUGH』といま書いている『戦場感覚』の二冊で、全力投球の本は打ち止めかな、という気がしています。また一、二年経ったら書くべきこともたまってくるだろうし、変化球の本ならいくらでも書けるだろうけれどねえ。

 世の中には書くべきことが泉のようにわいて出るという作家もたしかにいるわけだけれど、そういうひとはやっぱり天才です。それはまあ書くだけだったらいくでも書ける、十冊でも百冊でも書けるけれど、クオリティのアベレージを維持するのは無理だよね。この『戦場感覚』にしてからが、はたして書き終わるかどうか……。

 まあ、頑張りますので、買ってね。