Jコミで読みたい絶版(?)ファンタジー漫画たち。


 いよいよ「Jコミ」が正式にスタートしましたね。いまのところ作品をダウンロードはできず、専用ビューワーで読むしかないようです。ぼくはダウンロードしてiPadで読みたいのでちょっと困る。何なんだろ、これ。特にアナウンスはないようですが……。

 まあ、とにかく発射したことはめでたい。既に往年の作品(少年キャプテンコミックス!)『プレイヤーは眠れない』がアップロードされ、一万人以上のひとに読まれているようです。上々の滑り出し、といえるでしょうか?

 この機会にぼくも絶版名作を提出したいのは山々なのですが、スキャナを持っていないのでできません。環境がととのっているひとたちがアップしてくれることを祈るばかり。

 個人的にJコミにあがってほしい絶版(と思われる)漫画は、たとえば羽衣翔イース』とか、吉富昭仁『ローンナイト』といった、90年代ファンタジーブームの落とし子たち。ここらへんはへたすると出版社ごとなくなっているので、確実に絶版でしょう……と思ったら、『ローンナイト』復刊するのかよ!

ローンナイト 第1巻 (fukkan.com)

ローンナイト 第1巻 (fukkan.com)

 復刊ドットコム偉いなあ。いやまあ、いま復刊されても当時読んでいた読者以外買わないのではないかと思うけれど、これは楽しい作品です。借金騎士のマイトを主人公にした一話完結のファンタジー漫画なのですが、毎回趣向が凝らされていて飽きさせない。しかし、復刊するとなると「Jコミ」で読める可能性はなくなったなあ。うーん。いや、良いんだけれど。

 ほかには、たとえば飯田晴子さんの漫画とか良いですね。どういう事情なのか、いつのまにか業界からいなくなってしまった作家さんだけれど、ぼくは好きなのです。と思ったら、この方も漫画家復活していた模様。まだ単行本などは出ていないようですが――うーん、いったい何があったんだろ。

 『聖ライセンス』あたりが代表作かと思うけれど、ぼく的に花丸オススメなのは『太陽と月人』。ぼく的な「泣ける漫画」の上位にランクインする名作であります。これは、Jコミで読めるようにならないかなあ。

 あとは佐野真砂輝&わたなべ京の『ファイヤーエンブレム』とかね。これもまた好きなんですね。そんなものすごい傑作ではないかもしれませんが、個人的に趣味に合う作品です。

 で、まあ、なんといってももういちど読めるようになってほしいと願わずにいられないのは、めるへんめーかーの諸作品ですね。ぼくはおそらく単行本になったものは全作品を読んでいますが、もう、大好きです。

 いまではあまり流行らないかもしれない絵柄ですが、ぼくはとにかくめちゃくちゃ好きなのだ! 漫画がアンビエント化する時代、もういちど彼女の作品が届くべきひとたちに届くといいな、と願わずにはいられません。

 在りし日のファンタジーブームはいまでは忘れられたぷちヒット作をたくさん生み出しました。そういった作品がふたたび脚光をあびることがあったら、と望むのは夢でしょうか。いや、そうではないはず。歴史には名がのこらなくても、おもしろい作品はいくらでもあるのです。Jコミにはそういうものを取り上げていってほしいものです。