この頃の『神知る』はいまひとつ、と思いませんか?

神のみぞ知るセカイ 11 (少年サンデーコミックス)

神のみぞ知るセカイ 11 (少年サンデーコミックス)

 うにゅ。最近の『神のみぞ知るセカイ』はどうもいまひとつ、と思っているのはぼくだけではあるまい(と思う)。うーん、かのんが桂馬に告白して刺されるところは最高に盛り上がったのだけれど、どうもそこから先が盛り下がっている気がするなあ。

 ひとつには、以前にはあった擬似恋愛の面白みがなくなったということがある。いまの桂馬は本当に女の子を「攻略」しているだけでというふうに見えるんだよね。

 いやさ、もともと欲得ずくで女の子を「攻略」していたことはたしかなのだけれど、以前はそれでも「あれ、ひょっとしたら桂馬も多少は心を動かされているんじゃないの?」というところがあった。いまはそれがなくなっているように感じられる。

 あとひとつ考えられるとすれば、いまの展開はべつに悪くないのだけれど、かのんのなかに女神がいた!と判明する辺りでテンションが上がりすぎたということだ。

 いちどテンションが上がると、人間心理として、そのあと「平常運転」に戻ったときに何だか以前よりおもしろくなくなったように感じられるのだと思う。それを防ぐためには、『ONE PIECE』みたいにきちんと仕切り直す必要があるのだろう。

 いちどテンションを上げて、「おお、ここから一気に盛り上がっていくのか?」と思わせてしまうと、じっさいにそこからテンションが上がっていかなかった場合、なんとなく期待はずれのように思えてしまうものなのだ。ギアは上げることは許されても下げることは許されないということか。

 まあ、ただ単にぼくがそう思っているだけでほかのひとは満足しているのかもしれないけれど、でもぼくは物足りないんだよなあ。ある意味、話が本筋に入ったのかもしれないし、あいかわらずこの先どうなるのか気になる漫画ではあります。はい。

 エルシィ萌え。