ボネット理論に基づいてプロットを作ってみる。


 さて。

 ボネット理論に基づいてプロットを作ってから小説を書こう、と決めたのだが、具体的にどうするのか。この際、プロットの作成過程を公開してしまおうと思う。このばあいのプロットとは「作品の展開の設計図」というほどの意味である。

 『クリエイティヴ脚本術』によると、物語を組み立てるために必要な要素は以下の通りである。

・ヒーロー
・ホールドファスト
・助勢力と抵抗力
・追求される価値
・形を変えた実体
・逆境
・問題の原因
・問題解決
歓喜するもの
・キャラクターのアーキタイプ
・衝突
・パッセージの各段階

 とりあえず、これらを決めるところからスタートするのがいいだろう。意味がわからない単語が多いかもしれない。ヒーローとホールドファストについては説明したので良いとして、「形を変えた実体」とは物語の舞台、背景となる世界のことである(たぶんそうだと思う)。

 「歓喜するもの」とは、主人公が物語を通して手にいれるパワーの象徴、つまりアーサー王にとっての聖杯やエクスカリバーのようなもの。「衝突」とは、物語中のポジティヴな要素とネガティヴな要素の対立と衝突のこと。

 パッセージの各段階とは、ヒーローないしアンチヒーロー(ホールドファスト)が意識の螺旋を上昇、ないし下降する際に辿るステージのこと(詳細な説明は省くが、四段階)。

 以上の要素を大雑把に決めれば、とりあえず、物語の骨格はできあがることになるだろう。そこから、さらにシーンごとに詳細な要素を決めていくことにする。

 次へ続く。

 ――と思ったけれど、やっぱり作品が完成した時点でプロットもいっしょに公開するというかたちを取ることにします。最初にプロットを公開してしまったら興ざめだからね。