ふたたび小説を書くぜ。


 何というか――「伝説」の存在っていいよなあ、と思う。昔はもっと凄かったんだぜ系の物語というか。具体的にいうと、ファイブスター物語第二部のミラージュ騎士団

 その時代、騎士は弱体化し、かつて星団を征服したミラージュ騎士団の存在は伝説と化している。しかし、しばしば影のように現れるミラージュナイトたちは、その絶対的な存在感でこの時代の騎士たちを圧倒するのです。

 あと、OVA版の『ダンクーガ』とか。かつて地球を救った獣戦機隊の面々はいま教官となり、後輩たちを指導している。その不可能とも思えるきびしい要求に文句をいう後輩たち。

 ところが、ふたたび地球に危機が訪れるや、かつての獣戦機隊の面々は自分が後輩に要求した水準を軽々とこなし、あらたなる敵をたおすために駆けていくのです。いやあ、かっこいい! こういう話が好きなわけです。

 だから、自分で書いてみようと思う。そのためにはまず伝説が生まれるところから始めないといけないわけで、長い話になるなあ、と思うのですが、まあ、仕方ない。いままでいくつ投げ出してきているかわかりませんが、こんどこそ書き終えるぞ! たぶん。いや、絶対。

 そういうわけで、「Something Orange」で公表するかどうかはわかりませんが、今月か来月あたりに新作小説『メテオライト』を開始します。たぶん「小説家になろう」に掲載することになるでしょう。

 とりあえず、途中で中断することを防ぐために、ひと区切りつく(文庫本一冊くらいの分量がたまる)までは公開開始しません。

 こんな話。

 ある日、嫌味で皮肉屋でな秀才少年飛車一人(ひしゃ かずひと)は、学園一正義漢が強い少女狩野天使(かのう てんし)と出逢って衝撃を受ける。その後、かれは異世界からやって来たなぞの少女ハイネと出逢い、ひとつの能力を与えられる。それは「誓約」の能力。この能力を持つものは誰かに服従を誓わせ、その人物の能力を引き出すことができるのである。ただし、自分自身もだれかに服従しなければならない。つまり、自分がトップに立つことはできない能力なのだ。一人は天使を「誓約」の対象に選ぶ。かれは彼女に服従することによって自分が暴走することを防ぐことができると考えたのだった。そして一人はこの能力を使い、ひとつの「組織」を作る。その名は〈秘密結社メテオライト〉。やがて伝説となる「悪の秘密結社」だ。一人は同じ学園の生徒や教師を初めとするさまざまな人物の弱みを握り、〈メテオライト〉を拡大していく。しかし、順調に成長を続ける〈メテオライト〉の前にもうひとりの能力者が率いる組織〈バッドドリーム〉が立ちふさがる。それは自らに倫理的誓約を課さず、殺人をも辞さない能力者と組織だった。天使という誓約を持つ一人と〈メテオライト〉に勝ち目はあるのか――?

 「悪の秘密結社」設立ものです。で、上記のあらすじを読めばわかると思いますが、『DEATH NOTE』や『コードギアス』をアレンジしています。一切の倫理的制約を無視して暴走し果ては破綻した夜神月ルルーシュに対して、この主人公は正義漢が強い少女という上位存在を自ら課し、制約とするのです。

 かれは組織拡大のためありとあらゆる手段を用いますが、殺人を初めとする反倫理的行為は少女によって禁じられているため、暴走したくてもできません。

 そこに現れる決断主義の権化のような男、かれは絶対に自分に逆らえない弟を上位存在に設定し、完全に倫理と法律を無視して行動します。そこで、果たして倫理に縛られた主人公に勝ち目はあるのか?という話になっていくでしょう。

 おもしろそうでしょ? いままでのぼくの小説の煮え切らない感じを払拭して、全力で書くつもり。あとはプロット組んで書くだけ。こんどこそ完結させたいです。さて、どうなるやら……。『はし☆どりーむ』も終わらせたいな。

 頑張ろ。