7円からのスタート。


 さて――昨日、電子書籍サイト「パブー」で発表した「本」はとりあえず1冊だけ売れた。利益にして7円なり。ごほん。まあ、いいさ。とりあえずひとつ教訓は学べた。ブログの記事をまとめて売ってみよう、といういかにも安易な発想では通用しないということ。

 おそらく、同じものをAmazonで10円で売ったなら数人くらいは買ってくれるひとも出ただろう。なんといっても、Amazonならワンクリックで購入できる。対して「パブー」で買うには色々と面倒くさい登録作業をこなさないといけない。この差は大きい。面倒な作業は購入インセンティヴを殺す。

 もちろん、コンテンツの中身の問題も重要だ。素人が書いたブログの記事レベルの品物に金を出すひとはまずいないというあたりまえのことがあらためてわかった。次回からは、それなりに充実したコンテンツを提示しなければならない。といっても、どこまでできるかはむずかしいところだが……。

 次回に書評本を作るならば、目次機能、検索機能あたりは必須だろう。となると、やはりePubで販売してiPhoneやらiPadで読んでもらうことを目指すべきか。いまのところ相当狭い層をターゲットにすることになるが、いずれにしろ、ある文章をPCで読むためにお金を払うという層はいそうにないのだし。

 とにかく「次」だ。次は今回の失敗を活かして少しはましなものを作れるだろう。どんなに無残な失敗に終わったとしても、経験はのこる。

 じっさい、初めてウェブサイトを作ったときは散々苦労したあげくろくでもないものが出来上がったわけだが、その体験はブログを弄るときに役立ったし、いままたePub書籍を作るときにも役に立つと思う。経験こそ財産なのだ。

 sigilというフリーウェアを使えばePub書籍が簡単に作れるという。少なくとも、単なるテキストファイルやそれをPDF可したものよりは見栄えのするものが出来上がるだろう。

 いまのところ、ePubには縦書きができず、るびがふれないという欠点もあるのだが、iPhoneiPadならiBooksアプリで簡単に読めるという利点がある。iPhone/iPad用の書籍を作るならePubになるだろう。テキストファイルもおまけで付けるとしても。

 いずれ来る電子書籍の時代までに何かしらの経験を身につけておきたい。電子書籍は、必ずしもブログの代替にはならないだろうが、それを製作するスキルがあれば、色々おもしろいことができるはずだ。おもしろければ、それで十分である。そう、まず、当面のところは。