お姫様陵辱シミュレーションゲーム『プリンセス・ハンティング』。

 高貴な姫君といえば、ファンタジーの華。邪悪な魔王といえば、ファンタジーの嫌われ者。

 ふつうの作品では姫君を浚った魔王は勇者に打倒され、あえなく塵と消える定めにあるわけだが、この『プリンセス・ハンティング』では話が違う。このゲームは悪辣な魔王に化身して次々と各国の姫君を浚っていき、世界征服を目指すSLGなのである。

 ジャンルは「タワーディフェンス」。シミュレーションゲームの一種で、マップにキャラクターを配し、拠点を防衛するゲームだ。攻撃側の敵はひたすらこちら側の拠点(タワー)を目指し攻め上がってくるので、こちらもひたすら攻撃してそれを阻止することになる。

 防衛用のキャラクターが攻撃されることはないので、プレイヤーがすることといえば、キャラの配置とレベルアップだけである。

 しかし、ゲームはリアルタイムで進み、放置するとあっというまに戦況は不利になっていくので、その都度、的確にキャラを配置していかなければならない。まだ敵をたおしきっていないうちに新たな敵がわいて出てくると、なかなか絶望的な気分になる。

 このタワーディフェンスもの、ぼくは初めてプレイしたんだけれど、おもしろい。きちんとゲームバランスが取れていて、遊べるものに仕上がっているといえるだろう。

 ただ、難易度はそれほど高くないし、何より戦闘をプレイするのが面倒になったらスキップすることができるシステムも付いている。逆にエッチシーンが邪魔になってきたら、それもスキップできる。ここらへんは親切設計である。

 で、肝心のエロスの方はどうなっているかというと、きちんと一通りのものがものがそろっている。『プリンセス・ハンティング』というくらいで、今回、魔王さまの性欲の犠牲になるのは、ほぼ全員が王族、姫君か王妃である。

 一応メインヒロインのシャーディ姫を初め、美女、美少女がそろっているのはお約束。キャラクターのCGは綺麗だし、かなりバリエーションがそろっている。

 で、ゲームは魔王がまず各国に侵入して姫を浚い(発端)、陵辱(エッチシーン)、怒りに燃えて突進してくるその国の国民を迎え撃つ(タワーディフェンス)という順番のくり返しで進んでいく。

 くり返すが、タワーディフェンスはおもしろい。リアルタイムストラテジーものは得意ではないけれど、これはよくできていると思う。新品なので価格は6800円と比較的高価だが、ゲーム性のあるエロゲをプレイしたいという向き、あるいはお姫様フェチの方には良いかと。

 ダークなエロティシズムと戦術SLGの世界があなたを待っています。