若かりし日のクリント・イーストウッド。


 「Something Orange Second」からの移植。

 いまやハリウッドを代表する超大物映画監督になってしまったクリント・イーストウッドだが、御存知の通り、昔は西部劇俳優だった。その時代のイーストウッドの代表作がこの『夕陽のガンマン』、らしい。

 らしいと書くのはぼくが西部劇に全く詳しくないからで、上に書いたことは全くの受け売りである。しかしまあ、なるほど、これはとんでもなくおもしろい映画ではある。話自体はごく他愛ない。はるかな西部を舞台に、ガンマンたちが賞金をめぐって殺しあう。それだけの話である。

 しかし、登場する男たちの汗くさい魅力がたまらない。ヒーローはヒーローなりに、悪役は悪役なりに、おかしいほど男くさい魅力を放っているのだ。イケメンなんて軽々しいものじゃない。いやあ、いま、こんな俳優はいないでしょうね!

 そして、その演出の妙。とにかく台詞が極端に少ない。すべてがちょっとした目線や行動によって説明されていく。それが何とも「映画らしい」のだ。すべてが映画の文法に則っている、といえばいいのか。特別映画ファンではないぼくにはうまく説明できないけれど、とにかくテンポがいい。

 そういうわけで、ちょいとオススメの映画なのでした。もしレンタルされていたら見てみるといいと思います。