「と学会の方がトンデモだ」と言いたくない理由。


 「唐沢俊一検証blog」に衝撃的な記事が挙がっている。

 1年ほど前、伊藤剛さん(id:goito-mineral)のブログに登場し、誹謗中傷をくり返したmindy9なる人物が、本人が名のった通り、と学会の眠田直その人であったことが確認されたというのだ。

 ソースはと学会のメーリングリスト。いまのところ、それ自体が偽物という可能性もあるものの、仮にこの話が本当だとすると、世間的に名の通った人物が公然と子供じみた悪口をばら撒いたことになるわけで、ちょっと信じられない話である。

 さらに信じがたいのは、山本弘会長がしたとされる対応。

あ、あかん、こいつほんまにバカや(^^;)

「バカ」と言われただけで、いちいち「発信者の確認」って……そこまで過剰反応するかー。

眠田さんもこれ以上、煽らないように。

また訴訟沙汰とかになったら面倒ですから。

 ぼくはもともとと学会に対しては好意的ではないのだが、この発言が本当だとすると、いよいよこの団体がいやになってくる。

 ただ、常識で考えてありえない話なので、正直、半信半疑である。と学会は本当にそこまで腐敗した集団なのだろうか。そういう気もするあたりが困ったところ。

 以下、MLが本物だという前提で話を進めよう。もし偽物であると判明した場合には、謝罪し、以下のすべての文章を取り下げるつもりである。

 さて、山本さんは伊藤さんの行動を「過剰反応」だとしている。とすると、伊藤さんが採った行動は、と学会的にスマートな行動ではない、ということになるのだろう。

 と学界的にスマートな行動とは何か。それは、と学会員たちがじっさいに採っている行動を見ればわかると思う。id:kensyouhanさんはと学会会員が真剣に問題と向き合わず、ふざけた態度を採っていることを批判しているが、それがと学界的にスマートなやり方なのだ。

 もちろん、ぼくはそんな態度はばかげていると思う。しかし、過去の唐沢さんを初めとする会員の態度、行動、言動を見ても、と学会内部では、そのようなやり方がかっこいいものと見なされているのではないか、と推測することができる。

 これは、そもそも、「トンデモ」というアイディアが必然的に孕む問題ではないだろうか。「トンデモ」とは、ひとと真剣に向き合うのではなく、メタ的な視座から見下す概念である。

 自分は「トンデモ」より知的に上位であることを前提として、「トンデモ」を笑い飛ばそうという、そういう発想なのである。ここに既に問題があったのではないだろうか。

 相手を「トンデモ」だ、と名づけてしまうと、そこには、自省の可能性も、対話の道も、すべてなくなってしまう。ひたすら自己満足的に相手を見下ろすだけになってしまうのだ。

 あいつは「トンデモ」なのだ、ただのバカなのだ、と定義してしまえば、その相手と真剣に向き合おうとする意欲がなくなって当然だろう。

 だから、ぼくは「と学会こそトンデモなのだ」といういい方でと学会を批判することには反対である。それは結局、と学会的なやり方をなぞっているに過ぎないと思うからだ。

 と学会を否定するためには、と学界的なやり方そのものを否定し、超克しなければならない。そのためにはと学会が作った「トンデモ」というアイディアそのものを乗り越える必要があると考える。

 とにかく、山本さんないしと学会会員には、このMLの真偽をあきらかにしてもらいたいものだ。もし偽物であるとするなら、山本さんたちの名誉の問題である。自分の名誉は自分で守るべきだろう。

 それができるとすれば、の話であるが。