『リストランテ・パラディーソ』。

 初めまして。

 ブログ楽しく読ませていただいております。

 恋を選んで子供を捨てた母親の話題が出ていましたが 『リストランテ・パラディーソ』(オノ・ナツメ)に出てくるオルガという女性がまさにそんな感じです。

 幼い娘がいたが、恋に落ちた相手がバツイチ嫌いだったため娘を両親に預けて結婚、娘が成人して訪ねてくるという話です。

 結果的に娘を放ったらかしで、勝手なんだけど憎めない魅力的な女性として描かれてましたよ。

 少女漫画とは違うあっさりとした作風だからこそなんでしょうかね。

 なるほど、おもしろそうですね。

 そういうわけで、早速買ってきました。(……読んでいる……)おお! これ、これ、こういう作品がないかな、と思っていたんですよ。狭い意味での少女漫画でこそありませんが、まさにぼくの求めていた作品です。

 長いあいだ疎遠だった母親に逢いに行くためにローマへ向かう、というと、萩尾望都の『ローマへの道』を思い出すのですが、全然方向性が違いますね。

 あの記事を書いたあと、そういえば一条ゆかりの『女ともだち』があるな、と思い出したのですが、この作品の方がより十全に条件を満たしていると思います*1。どうもありがとうございました。

 この作品における、友人のような母子関係はとても魅力的でした。やっぱり新しい世代になるほど、意識も変わりつつあるのでしょうね。

リストランテ・パラディーゾ (f×COMICS)

リストランテ・パラディーゾ (f×COMICS)

*1:『女ともだち』では、主人公の母親は子供を捨ててはいるものの、いまはいっしょに暮らしている。そういえば一条には『デザイナー』という作品もあるが、あの作品の描写は肯定的といえるかどうか微妙なところ。