『攻殻機動隊 STAND ALONE COMOLEX』。

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX

 終わった!

 いやあ、おもしろかった。『ペルソナ4』、『428』に続く今年の「当たり」。

 発売されたのは5年も前だけれど、いまプレイしてもなかなか新鮮です。

 タイトルからもわかる通り、テレビアニメ『攻殻機動隊』を原作にした作品であるわけですが、物語そのものはこの一作で完結しています。

 それでいて、そのままテレビシリーズのなかに組み込まれてもおかしくないだけの完成度を備えている。まず、傑作といっていい出来だと思う。

 テレビゲームというメディアでよくもここまで『攻殻』の世界を再現したもの。ただ用語や設定が共通しているというだけでなく、細部の会話に至るまで何ともいえない『攻殻』らしさがただよっているのですね。たぶん、プロダクションIGの大きな協力があったのだろうな、と思います。

 それでもネットで賛否が分かれるのは、あまりにも操作がむずかしすぎるから。それはもう、自分でもよくクリアできたな、と思うくらいむずかしい。というより、複雑。

 ○×△□はもとより、LボタンやRボタンまで使いこなしながらたたかわなければならないという複雑さは、このゲームの大きなウィークポイントでしょう。

 RPGならともかく、アクションゲームで操作が複雑だと、瞬間的に判断ができないことがあるんだよね。で、そのあいだに敵に殺されてしまうという。

 しかも、まだ操作に慣れていない第一ステージがいちばんむずかしいという設定はどうかと思う。

 ただ、そのおかげで多彩なアクションを行うことができることもたしかで、慣れてくると「まさに少佐!」といいたくなるような華麗なアクションを決めることができます。

 ただ単に攻撃するだけではなく、跳んだりしゃがんだり、電脳ハッキングしたり、と様々な行動を取ることができることは魅力的。タチコマを操るステージもありますよ。

 そういうわけで、個人的には非常におもしろかったのですが、決して万人向けとはいえない作品だと思います。

 いいゲームには違いないので、『攻殻』好きの方にはぜひプレイしてもらいたいのですが、アクションゲームが苦手な向きには厳しいかも。操作しなければならないボタンが両手の指の数じゃ足りないからなあ。