二十年。

 栗本薫逝去…

 俺もこれはショックです

 正直言うとグイン・サーガ未読です、以前から読もう読もうと思ってその膨大な既刊数に読み出せませんでした。

 ネットで評価を見ても後半はもう惰性で続いてると読んでなお読む気が失せていました。

 しかし、此処で海燕さんのレビューを読んで読もうかなと思っていたところでした。

 新装版にするか、文庫版にするか悩んでいたところでした。

読んでない以上海燕さん達と同じ悲しみは共有出来ません。

 でも自分の好きなファンタジー小説がもし未完で終わっていたら…そう思うと悲しくてたまりません。

 唐突ですが、失礼は承知ですが、これを機に此処で勝手に誓います。

 「グイン・サーガ」文庫版で全巻揃えて読みます。

 そして何時の日か全巻読み終えて改めて栗本さんの偉大さを知りたいと思います。

 もうなんか自分でも何書いてるか解りませんが…

 これで失礼します。

 初めて『グイン・サーガ』と出逢ってから、早いもので、もう二十年にもなります。そのあいだ、むろん、色々なことがありましたが、『グイン』はいつもとなりにありました。それが失われてしまったことの哀しみは、いいようがないものがあります。

 五六歳。早すぎる死です。しかし、いみじくもグインその人が述べていました、若者の死も、老人の死も、死は死であり、どちらが哀しいとも、悲惨だともいえないと。その通りだと思います。たとえこの死が二十年後に訪れていても、やはりぼくは哀しんだことでしょう。

 いま、ぼくはあらためて栗本作品から受け取ったものの大きさを思っています。ぼくにとって、栗本薫の世界は、単なる面白い小説という以上のものです。どれほど多くのものを与えられてきたことか――ぼくの人生観の根幹は『グイン』にあるといっても過言ではありません。

 ぼく自身も、いずれは塵に帰る身。決して遠くではないだろうその日が来るまで、精々、一生懸命生き抜いてゆくつもりです。それが、ぼくを育ててくれた栗本薫の作品に対するせめてもの恩返しになるのでは、と思っています。

 ぼくも『グイン』を第一巻から再読してみようかな。新しい発見があるかもしれないし、何より、あの連中なしの人生など、もう考えられないのです。