メールにお返事。

 逆、といいますか、ハッピーエンドの後も物語が続いていくってのもあるんですよね。

 昔ギャルゲーで(メモオフだったかな?)、たとえ物語がどんなにハッピーエンドで幕を下ろしても、全ての物語は死に向かって淡々と続いていく、という話がされていて、ゾクッとした覚えがあります。

 実際、駆け落ち系や、Key作品のような幻想的な作品って、プレイヤーの目に見える「作品」としては綺麗に終わっていても、その後、10年後20年後を考えると、破局とか働けないとか病気とか戸籍とか、綺麗な結末にはならない気がするんですよね。

 ハーレムエンドなんて、年をとったら目も当てられませんよ、世間体も含めて。まあ、ヒロイン全員と真剣に交際するために多重婚OKな国に移り住んだ作品も知ってますが。

 こみっくパーティー(PC)のアイドルから駆け落ちなあさひシナリオは、逃げた結果として、喧嘩もあったし危ういときもあったと、本編のラブラブっぷりに反して重めな感じがしたし、とらいあんぐるハートのさくらシナリオなんかも人外カップルだけに、最後のあまり変わらないヒロインと老人な主人公の一枚絵で幸せではあっても寿命の差は大きいと実感したし。

 派手な終わり方じゃなくて、するりと等身大の幸せを手に入れて終わるのが、一番のハッピーエンドなのかと思ったりしましたよ。

 まあ、その種のギャルゲにリアリズムを求めても仕方ない気もしますが。

 本当はこの世にハッピーエンドはなくて、ただ日常が延々と続いていくだけだ、ということは真実だと思います。どんな幸福な結末も常に逆転する可能性があるわけです。

 そういう意味では、続編とは罪作りなものですね。せっかくハッピーエンドで終わった物語を逆転させてしまったりする。『ときめきミッドナイト』なんて同じ話をもう一度やっているんだもんな、と、話がずれました。

 人生にハッピーエンドはなくても、物語にはある。それが現実と創作の最大の違いかもしれません。