メールにお返事。

 反戦を描いたガンダムというと、きちんと戦争を描いている宇宙世紀よりも、直接戦争を描いていないGガンダムガンダムXが印象的でしたねえ。どちらも、最終的な落としどころは「凝り固まった大人よりも、未来を信じる子供に」でしたね。

Gガンダムはマスターアジアの台詞に代表されるように、戦争しないだけでは平和になるわけではない、って論調が当時強く心に残りました。

ガンダムXは、かつて戦争が起きて、贖罪や復讐などで戦争を引きずる大人と、直接関係がないのに、それに振り回される子供、がメインテーマでしたね。カテゴリーF編以降は、どんなに強力な機体でも、戦争を止めたり、国を守ったりすることはできない。テレビゲームなどでは強力無比な武器として扱われているサテライトキャノンを、本編後半では完全に戦術兵器として扱うなど、戦争に対して最初からテーマを持っていましたし。

平和について描いていたWなどもあり、こと戦争に対するスタンスとしてはG〜∀の平成ガンダムのほうが良くできていた印象があります。

 平成に入ってからの『ガンダム』はほとんど見ていませんねえ。『SEED』は第16話くらまで見ましたが、さっぱり記憶にのこっていません。ひとの評判を見るかぎり、べつだん、記憶にのこさなくてもいいらしいけれど。

 『ガンダム』シリーズではありませんが、『コードギアス』辺りも「憎しみの連鎖を回避するにはどうすればいいか?」というテーマが終盤浮かび上がっていたと思います。あの結末でいいのかは大変疑問がのこるところですが。

 戦争をリアルに描くとすると、本当は戦場だけ描いていればいいというものではないんですよね。戦争の本当の悲惨さは市街や村落での略奪、強姦、虐殺などにあるわけですから。

 ただ、そこらへんを克明に描きこんでもらってもロボットアニメとしておもしろくなるかどうかは微妙なところだと思います。