最近読んだ本。

「テロリスト」がアメリカを憎む理由

「テロリスト」がアメリカを憎む理由

多民族の国イギリス―4つの切り口から英国史を知る

多民族の国イギリス―4つの切り口から英国史を知る

安重根と伊藤博文

安重根と伊藤博文

ペットロス

ペットロス

鑑賞のための西洋美術史入門 (リトルキュレーターシリーズ)

鑑賞のための西洋美術史入門 (リトルキュレーターシリーズ)

 例によって脈絡もなく読みあさっているように見えるかもしれませんが、例によってぼく的には一貫したテーマに沿っています。

 たとえば、『「テロリスト」がアメリカを憎む理由』と、『安重根伊藤博文』とはテロリズムというテーマで、『日朝関係の克服』と『他民族の国イギリス』は帝国主義というテーマで結びついています。

 そのさらに奥にあるグランド・テーマは、あえていうなら「人間の根源的な暴力性」ということになるでしょうか。

 なぜ、ひとは暴力の連鎖から逃れられないのか、ひとにとって暴力とは何なのか、そしてその暴力の究極の発現である戦争は如何にして起きるのか、そこらへんがいまのぼくのテーマです。

 伴侶動物の死に伴う悲嘆について綴った『ペットロス』は、そういったテーマと無関係の本に見えるかもしれませんが、深いところでつながっています。

 その他の動物に対して本質的に暴力的な存在である人間がそれでもなお動物を愛するとはどういうことなのか、そこに興味があるんですね。

 欺瞞と虚飾を廃した真実が知りたい。善悪には興味がない。ただ、この世界を動かしていく真理を突き止めたい。フィクションもノンフィクションもそのための手段として対等だといえる。

 いまはノンフィクションに興味が傾いていますが、そのうちまたフィクションに戻っていくときも来ると思います。『大地の子』とか『蒼穹の昴』とか『世に棲む日日』とか読みたいなあ。