『グイン・サーガ』。


 アニメ版『グイン・サーガ』を第3話まで見る。うーん、悪くはないんだけれど、普通のアニメですね。

 可もなく不可もなし、とは、この水準の作品があたりまえに提供されるようになった現在だからこそいえることなのだけれど、でもま、こんなものか、という感じ。

 原作にあってこの作品にないもの、それは、魂の昏さ、とでも呼ぶべきものでしょう。原作はとにかくもっとダークなんですよね。何ともいえないどろどろとした小暗い雰囲気があって、それがひとつの魅力となっている。こんな健やかな世界じゃない。

 ま、その雰囲気は原作からも失われて久しいものだから、アニメに求めても仕方ないことなのだけれど、でも、でもなあ。うーむ。

 あと、原作16冊を2クールで消化しなければいけないため、どうにも尺が足りない印象はある。これも仕方ないことなのだけれど、やっぱり原作付きはこういうところがきついなあ。

 このあと、マリウスとか、アムネリスとか、スカールとか、ヴァレリウスとか、ミアイル公子とかが出てきて物語は一気に群像劇になっていくはずなのだけれど、大丈夫なのだろうか。

 マリウスとミアイル公子の悲劇はきっちり描きこんでほしいな。ミアイルくんはねえ、本当に信じがたいほど可愛い子犬系のショタ少年なのですが、アニメだとどういう扱いになるんだろう。心配だ。