愛の言葉。

145 :恋人は名無しさん :2006/06/11(日) 17:08:37
自己嫌悪に陥っていて、自分はどうしようもない人間だし、自分の事が大嫌いだ、とこぼした時に言われた言葉
「俺が惚れた女にケチつけるな」
なんか救われた

 『Phantom of Inferno』を思い出す。

ファントム ~integration~ 通常版

ファントム ~integration~ 通常版

 「インフェルノ」と呼ばれる犯罪結社の暗殺者であるツヴァイは、紆余曲折を経て、組織の女幹部クロウディアと恋仲になる。

 しかし、あるとき、かれはクロウディアがヤクザの大物と寝ているところを目撃してしまう。クロウディアにとって、かれもまた、利用すべき道具のひとつに過ぎなかったのだ。

 そのとき、かれと自分自身を嘲弄するクロウディアに向かって、ツヴァイはいう。

「礼を言わないとな。あんたは俺を支えてくれた。夢を見させてくれた。人殺しの犬畜生に、人間並みの気分を味あわせてくれた。好きでもない男なのに、あんたは、そこまでしてくれたんだ。ありがとう。感謝してるよ。クロウディア。」

「あんたに構ってもらえなかったら、ここで俺の人生は、もっとひどいことになっていた。それは打算的な嘘だったのかもしれない。ただ利用するためだけの方便だったのかもしれない。だからといって、それを受け止めた自分自身の気持ちまで、どうして否定せねばならない?」

「偽りなく言える。今日までの日々は、幸せだった。あんたに、どう思われていようと関係ない。どうであれ、あんたは俺にとって、かけがえのない女なんだ。そうだ。たとえ何が起ころうと、そのことに違いはない。」

「あんたは、この世の誰より尊い女だ。だから俺は、あんたを汚す奴を許さない。たとえそれが、あんた自身でも。」

「俺が、あんたの影になる。あんたの代わりに汚れてやる。泥を被らなきゃならない時は、俺が傘になってやる。あんた一人で、頑張る必要なんて…もう、ないんだよ。クロウディア。初めて会った瞬間から、あんたは眩しかった。憧れだった。あんたの声を聞いて、匂いを嗅いで…それだけで俺は、どんなことにも耐えられた。だから、あんたは、眩しいままでいてほしい。せめて、俺の前でだけは。」

 この世の誰より尊い女。

 裏切りに裏切りを重ねてのし上がってきた女に対する、それは、愛の言葉。やっぱり男なら、このくらいはいえないとねえ。いえないけど。いうチャンスもなさそうだけど。