『この青空に約束を』。

この青空に約束を- 通常版

この青空に約束を- 通常版

 クリア。

 以前にも書いたけれど、「美少女ゲームアワード2006」で、大賞、シナリオ賞、ユーザー支持賞、純愛系作品賞、主題歌賞を独占受賞したという作品。うん、けっこう悪くなかったよ?

 日本の南に位置する絶海の孤島、南栄生島。その島の唯一の高校には、すでに廃寮が決定している寮が存在した。これはそんな寮に通う7人の少年少女の物語。

 とはいっても、そこはエロゲらしく少年1人に少女6人だったりするのですが、ま、少年少女には違いない。物語は、主人公がこの6人の少女たちとそれぞれのやり方で恋に落ちるプロセスを、端正なプロットで綴っています。

 結論から書くと、それなりにおもしろかったです。とにかく女の子が可愛く描けているところはエロゲとして大きな加点材料でしょう。

 特に独創的なところはないとはいえ、キャラクタメイキングは秀逸といっていいと思う。なかでも主人公より年上の二人がぼく的には好みでした。さえちゃん可愛いよさえちゃん。ビバ、ダメ教師。

 ただ、こういうものをやっている暇があるなら他にやることがあるだろうお前、という気はするなあ。時間の無駄とまではいわないけれど、最後までプレイしても何ら人生の方向性を変えない作品であることはたしか。

 すべては予定通りに始まり、予定通りのハッピーエンドに終わる。それでもおもしろいのだから大したものではあるのですが、一定の限界を感じさせられたことは事実です。

 以前から『パルフェ』をやれといわれているんだけれど、この作品と同じ次元なら、特にやる必要はない気が。

 ここら辺、むずかしいところではあって、癒しを売り物にしたぬるい萌えゲーでへたに斬新な展開を組み込んだりすると、例の『かんなぎ』騒動みたいなことになりかねないんだよなあ。

 ま、でも、ぼくはやっぱりどこか変わったところがある作品のほうが好みです。時間は有限なので、浪費は出来ないのであった。