堺市図書館にはBLのほかにこんな蔵書もあるよ。


 BL小説廃棄(未遂)事件でゆれる堺市図書館のサイトで検索してみたところ、いろいろとおもしろい本が見つかったので、報告してみる。

 まず、ひょっとしたら男性向けのポルノ小説も置いてあるのではないかと思い、「フランス書院」で検索してみた。結果は0。さすがにあの黒い表紙の本は置いていないらしい。残念。

 そこで、SM小説の巨匠「団鬼六」で検索してみる。あった。ふしぎなことに代表作『花と蛇』は置いていないのだが、『調教』、『女教師』など、いかにもそれらしいタイトルの本もちゃんと見つかる。

女教師 (幻冬舎アウトロー文庫)

女教師 (幻冬舎アウトロー文庫)

調教 (幻冬舎アウトロー文庫)

調教 (幻冬舎アウトロー文庫)

 ちなみに、それぞれ、こういう話です。

「やめてっ、先生にそんな乱暴するの…」。不良の巣窟となっている男子高に美人で気の強い二十七歳の女教師が赴任してきた。早速、不良グループの撲滅をはかるが、一味の罠に堕ち、犯されるはめに。しかし教え子に嬲られるうち、被虐の妖しい悦びに火がつく…。美人教師が牝奴隷に転落していくまでの背徳の性宴を活写した官能学園小説の最高峰。

「ああ、許して。死ぬほど恥ずかしい…」。雪白の肌、熟れきった肉体、芸能界一の清純派女優・江原八千代が、SMマニアで八千代のファンの会社員・北川らに誘拐された。山奥の別荘に監禁された八千代は、剃毛、浣腸と様々にいたぶられ…。悪魔の館で繰り広げられる秘密の宴。男の欲望のすべてを活写した調教小説の傑作。

 団鬼六先生は偉大だよなあ。

 次に、いかにもエロ小説に多そうな「淫」で調べてみる。当然のごとく、エロ小説らしき本が出てくる出てくる。

淫の花園 (徳間文庫)

淫の花園 (徳間文庫)

 親に勘当され、上京してきた青葉京助は、その類いまれな性技によって就職を果たし、今は専務の佐久良のお気に入り。同じ会社に勤める菊子から、自分のいとこを、京助のテクニックで不倫相手から引き離してほしいと頼まれ……。長篇官能。

 思い切り「長編官能」って書いてありますね。

 ライトノベル離れしたエログロ描写が特徴の富士見ファンタジア文庫デビル17』を検索してみたところ、やっぱりある。

変わっていく。変わっていく。僕の身体が、平穏な日常が変わっていく…修学旅行先で遭遇したテロリストを、本人も驚くあざやかさで射殺した黒江徹。天国のお父さんお母さんごめんなさい、お二人の息子は殺人者になりました。その日から、徹の中で、周囲で、何かが変わり始める。身体能力の爆発的な上昇、異性との夢のような交歓、学園で進行する麻薬取引、銃撃戦。暴発寸前の「力」の感触にうながされるまま、徹は暴力とセックスに彩られた夜の学園を駆ける。彼の行く手に待つのは破滅か、孤独な勝利か…爆発的ドライヴ感で疾走する学園ノワールサスペンス。

 さらに、まさかと思いながらも検索してみたところ、『Kanon』のノベライズもあった。

 ちなみにこのシリーズはちゃんとエロシーンも入っています。なぜ知っているかというと、全巻もっているから(笑)。

 ようするに、この図書館、男性向けエロ小説もたくさん置いてあるんですよ。

 BLをそのまま男性向けポルノと対置することが正しいとは思いませんが(性描写のほとんどないBLもあるわけだから)、とにかく男性向けの小説がこれだけあるのにBLだけはダメ、というのはやはり筋が通らないように思えるのです。