善悪の彼岸。

本当にオタには金庸を読んでほしい。バトルはかっこいいし、ラブロマンスもあるし、ツンデレヤンデレなんでもござれ。これなんてエロゲ?的なハーレムものもある。今は文庫化も進んでるし、騙されたと思って一冊読んでほしい。で、みんなでプッシュして、改稿バージョンのシリーズも発売されて、でもってアニメ化してほしいんだよ!

 うぃ。まったくでござる。金庸初心者は『笑傲江湖』から読むべし。

秘曲 笑傲江湖〈1〉殺戮の序曲 金庸武侠小説集 (徳間文庫)

秘曲 笑傲江湖〈1〉殺戮の序曲 金庸武侠小説集 (徳間文庫)

 全7巻もあるなんて手を出しづらいわ、という向きは、『碧血剣』を。

碧血剣〈1〉復讐の金蛇剣 (徳間文庫)

碧血剣〈1〉復讐の金蛇剣 (徳間文庫)

 主人公は人柄最高!武術もばっちり!のさわやか好青年、袁承志。しかし、何といっても印象深いのは「金蛇朗君」の異名を取る天才剣士、夏雪宜のほう。

 冷酷非情、善人でも悪人でもなく、ただ気まぐれに人びとを翻弄する孤高の剣客、しかしその実、ただひとつの愛に殉じ、ひとり孤独に死んでいった男伊達。

 美形で天才で性格悪くて、しかも初登場時にはすでに死んでいるというおいしすぎるキャラで、生真面目で面白みがない主人公の100倍魅力があります。

 『碧血剣』と漢字3文字のタイトルは受け入れにくいかもしれませんが、それはただ、金庸が漢字圏の作家だから。内容はそりゃもう萌え燃えですぜ!

 うーん、いつか金庸も特集ページを作ろう。