ファンサブと海外アニメ市場。

 かざみあきらの雑記 2007年11月

http://www.geocities.jp/kazami_akira/diary/diary0711.html#1130


 「AskJohnふぁんくらぶ」より「日本のANIME業界はファンサブ撲滅のためにも新たな配信方法を確立すべきではありませんか(その1)」「(その2)」「(その3)」(元記事)

 正直いって、ここの3つのエントリを読んで、げんなりしているんですが、アニメのファンサブ問題で日本にも波及してきそうな流れが出来ているんでよろしければちょっとのぞいてみていただけないでしょうか…

 一番上のかざみあきら氏のコメントにあるんですが、アメリカでの日本アニメがまさに壊滅するかどうかの瀬戸際に立たされているんです。

 で、向こうのアニメのファンンサブの大物に日本側の返答を金曜日までに渡すとあるんで、アニメに詳しい識者に一連の流れを読んでもらった上で、翻訳者が渡す日本側の回答がそれでいいのかどうか、パブリックコメント方式で、今集めているんです。

 AskJohnふぁんくらぶ:先日のジョンの言説への反論について(その3)

http://ask-john.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/3_7f7e.html

 今のアメリカのみならず、基本的にアニメにお金を払う習慣の出来ている仏伊以外でのアニメ事情を端的に語るはなしもあって、正直日本のお金でタダでアニメを見たいのにじゃますんな、というのが今の流れになっているようです。

ULTIMO SPALPEEN: 米国でのアニメ映画上映プロジェクト「Anime Bento」は失敗か――Anime World Order調査

http://willowick.seesaa.net/article/70119337.html

 放っておけば海外での人気があったから続いているとも言える今のアニメの現状も彼らに食い尽くされる可能性があるのです。

 どうか、見ていただけますか。

 見ました。

 「アメリカでの日本アニメがまさに壊滅するかどうかの瀬戸際」って、何の話かと思ったけれど、アメリカのアニメ市場はファンサブのおかげで規模縮小しているということですね。

 で、アメリカのウェブアニメ雑誌ANNが、それに対し日本川も何か対策を打て、と発言した、と。

 さらにその件に対し意見を求められたジョン氏も、日本国内ではネットでアニメが配信されていたりするんだから、海外に対してもそういう方法を考えてみては、と提案した、と。

 それに対し、日本で、かざみあきらさんという方が、何いってやがるんだ盗人たけだけしい、と怒った、と。そういう流れですね。うん、わかったわかった。

 個人的な意見をいわせてもらうなら、ぼくもファンサブ問題は、良心に訴えかけたり、正義の怒りを燃やしたりするというやり方では解決しないと思いますね。

 アメリカでアニメDVDがいくらくらいで売られているのか知りませんが、そりゃ、ただで見れるものがネットに落ちていたら見るでしょう。

 その意味では、ANNの記事の、

どれだけ業界がファンに訴えても、ダウンロードは止まらない。無料で手に入れられるのであればもちろん人は持っていく。これは人生の現実で、どれだけ罪悪感や非難があっても変わることではない。

 という認識は正しいと思います。

 このメールでは、海外のファンは「日本のお金でタダでアニメを見たいのにじゃますんな」と書かれているけれど、たぶん、実態はもう少し複雑じゃないかな。良心の呵責を感じているひとも少なくないと思う。

 それでも、そこに無料のアニメがあり、他の入手ルートが高額なDVDしかないなら、やはり見てしまう。世界中どこへ行っても人間なんてそんなものじゃないでしょうか。

 もちろん、違法行為には違いないから、「けしからん!」と怒ることもいいけれど、「平気で違法行為に耽る海外の図々しいアニメファン」のイメージを過剰に膨らませてしまうことは、あまり好ましくないと思いますね。

 それにしても、最近、全然アニメを見ていないなあ。