エロエロワンダーランド。

Blue drop 1―天使の僕ら (チャンピオンREDコミックス)

Blue drop 1―天使の僕ら (チャンピオンREDコミックス)

 何だこりゃ。

 あるとき、ドアを開けるとそこに立っていた美少女、彼女は突然、「わたしとセックスしてください」といってくる。

 困惑しながらもことに及ぼうとしたそのとき、彼女が実は親友のケンゾーだと気づく。異星人(アルメ)によって女の子の姿に変えられ、交配実験に利用されていたのだ。

 1週間以内にケンゾーとセックスしなければアルメたちに殺される。しかたなく女装してセックスしようとするところに幼馴染みのコトコが乱入し、そのままの格好で女しか入ってはいけないアルメストリートに入っていく……。

 えっと、ネタじゃなくて、ほんとにこんな話。まさに「何をいっているのかわからねえと思うが、おれも何を読んだのかわからなかった」の世界。

 はっきりいって全然物語についていけません。先に発表されている同タイトルの短編集を読めば世界設定がわかるのかもしれないけれど、少しは新参の読者のことも考えろよ!

 突拍子もない展開でおもしろいといえばおもしろいのだけれど、めちゃくちゃといばめちゃくちゃだよなあ。

 悪夢的なわけのわからない展開がえんえんと続いたかと思うと、途中から脈絡なく学園ものになったりするし、ほとんど物語の体裁を成していない。

 そう、あれだ、植芝理一の『ディスコミュニケーション』に近い。あの暗さや背徳感がないかわりに、即物的なエロさがある感じ。

ディスコミュニケーション(1) (アフタヌーンKC)

ディスコミュニケーション(1) (アフタヌーンKC)

 ストレートはもちろん、男×男やら女×女やら、性転換やら肉体改造やら、各種フェティシズムやらで彩られた「ハレ」の世界が続く。

 とか書くと真面目な話みたいだけれど、もちろん、そんなわけはない。ま、エロ漫画としては良質な作品なんじゃないかと。ゲロフェチは勘弁してほしいですが。

 吉富さんも変わったなあ。