百合ジャンルと男がきらいな男たち。

コミック百合姫 2007年 09月号 [雑誌]

コミック百合姫 2007年 09月号 [雑誌]

 あいかわらず『ストロベリーシェイク』がおもしろい。

 この漫画、百合がどうこうという以前に、ラブコメディ、いや、ギャグ漫画としておもしろいので、わりと広い層にオススメしておきます。

 主人公の樹里亜は一応美少女アイドルなんですが、あまりの阿保さに美少女であることを忘れる(笑)。たまにその設定が出てくると、「そうか、こいつ一応美少女だったっけ」とあらためて思い出す始末。

 まあ、でも、基本的にはいいひとなので、らんらんとお幸せに、なったら連載が終わるから、このままいつまでも付かず離れずのラブコメ関係を維持してもらいたいものです。

 このふたりが正式にくっつくといろいろと倫理的にやばいことになる気もするしな。狼のまえに子羊をさしだすようなものだ。

 それはともかく。先日、チャットでオタトークをしていたら、こんな話題で石野休日氏(id:p17n)におろどかれてしまいました*1

海燕:男なのに男ぎらいの百合オタってけっこういるみたいですね。

烏蛇:もう掃いて捨てるほど居ますよ。

石野休日:ええーーーーーーーーーー。

箕崎:そうなんだよね。多いんだよ。

石野休日:今日一番のおどろき。

箕崎:それが疑問だったの。

烏蛇:私の場合BLにも足突っ込んでるんで、男もOKになりましたが。

石野休日:まったく理解不能だ……ほんとうにわからん。

海燕:そう?

烏蛇:って、そんなに不思議なことなのか…<男ぎらいの百合オタ。

石野休日:うん、本気でわからない。え、だって、自分男なわけじゃん。

海燕:それがいやなんです。

烏蛇:男な自分が嫌いなわけです。

石野休日:オナニーするときどうするんだよ!

海燕:オナニーする自分が嫌いなの!

石野休日:でもオナニーはしなきゃしょうがないわけでしょう? そうしなきゃ生きていけないわけで。

14歳:女嫌いのBL女性だっていくらでもいるじゃないですか。

烏蛇:そうそう。基本的には同じですね。

石野休日:いや、知りません。いくらでもいる、とか言われてもそれもびっくりでんがな(笑)。

 そっか。そんなに意外なことなのか。

 ぼくはそれほどその世界にくわしいわけじゃないけれど、けっこういますよね、同性嫌悪のひと。

 もちろん、男性の場合と女性の場合を同一視するわけにはいかないだろうけれど、いずれにしろよく見かけることはたしか。いや、具体的な個人名をあげてみろといわれると困るけどさ。

 腐女子のことは措くとして、同性嫌悪の男性百合オタは、やっぱり男性の「傷つける性」としての側面がいやなんじゃないかな、と思う。

 男性という性につきまとうどうしようもない野蛮さ、暴力性。それがいやだというひとは少なくないだろう。ま、鬼畜陵辱系スキーの石野さんにはわかっていただけないことかもしれませんが。

 たぶん、倫理的に真面目に思いつめないひとはそういう方向には進まないでしょう。烏蛇さん(id:crowserpent)が若い頃そういう傾向があったという話は、よくわかる気がする。

 真面目に考えるひとは、真面目に問題に直面して、真面目に葛藤する。百合オタとは関係ありませんが、森岡正博さんあたりはあきらかにそういうタイプだと思いますね。

 そういうわけで、ここらへんのことを『感じない男』のポルノグラフィ論と絡めて語るとおもしろいと思うんだけれど、きょうはその暇がありません。またそのうち*2

感じない男 (ちくま新書)

感じない男 (ちくま新書)

*1:この引用箇所の文章は読みやすさを考えて表記や内容を微調整しています。そのままの文章が読みたい方はチャットの過去ログを調べてください。そんなに変わりませんが。

*2:ぼくがこう書くとたいてい書かずに終わるわけですが。