で、リストを見ていてふと気づいたんだけれど、もし桜庭一樹が『赤朽葉家の伝説』で直木賞を受賞したら、ギャルゲライター出身者初の受賞者になりますね(笑)。
個人的にはモリミーにあげたいところですが、いくら『夜は短し歩けよ乙女』がおもしろくても、現時点でかれが受賞する可能性は低いと思うので、やっぱり北村さんが『玻璃の天』で獲るのかな、などと思っております。
『玻璃の天』は素晴らしい出来だったので、北村さんが受賞しても文句はありません。でも、もし『Eve The Lost One』のライターが直木賞を受賞!ということになったら、ちょっとおもしろいよね。
ぼくはこのゲーム、プレイしていないんですけれど、ネットで評判を見ると、それはもう散々の評価。
「初めて制作者に殺意を覚えたゲーム」なんて書いているひともいるくらいで、それはそれはひどい出来だったらしい。
賛否両論ある作品はいくらでもあるけれど、ここまで「否」しか見当たらない作品はめずらしいかも。いったいどんな内容だったんだろ。
しかし、そんなゲームのシナリオを書いた人間が、直木賞一歩手前まで来ているのだから人生はわからない。
いや、直木賞を獲ったら偉いといいたいわけではなくて、『Eve The Lost One』発表当時にはだれも山田桜丸のその後の人生を予想できなかっただろうな、という話。
人間って、おもしろ。
- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/12/28
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 148回
- この商品を含むブログ (506件) を見る
- 出版社/メーカー: シーズウェア
- 発売日: 2000/06/23
- メディア: DVD-ROM
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (3件) を見る