『もしも明日が晴れならば』プレイ日記その4


 終わった〜。

 前回のプレイ日記から1ヶ月近く経っていますが、ようやくコンプリート。

 ああ、長かった。いや、プレイ時間そのものはそれほど長くもないんだけれど、先へ進める意欲が乏しいものだから、やたら時間がかかってしまった。でも、まあ、それなりにおもしろかったですよ。

 物語は鳩羽一樹の恋人、野乃崎秋穂が風邪をこじらせて死んでしまうところから始まる。それから1ヶ月ほど経ったとき、彼女は幽霊になって帰って来る。

 一樹たちはよろこんだが、この世に永遠のものはない。やがて秋穂の姿は薄らぎ、その力も衰えていくのだった――というお話。

 物語の核にあるものは、たとえ幽霊になって戻ってこれるとしても、死んだ人間が生き返るわけではないのだ、という考え方。

 秋穂は幽霊になってしまったあとも、ごく一部の親しい人間とは話しあったり、触れ合ったりすることが出来る。ふわふわと宙に浮かんでいるほかは、生きている頃と何も変わらないようにすら思える。

 しかし、あくまで幽霊は幽霊、何か建設的なことを成し遂げることは出来ない。そんな彼女をまえにして、一樹たちも次第に現実を受け容れる必要に迫られる。彼女はもう死んでしまったのだ、と。

 こう書くとおもしろそうなんですが、じっさいにはそれほどでもないかな。最大の難点は一樹の性格だと思う。とうとう最後までぼくはこの男に感情移入出来なかった。

 何だろうな、自分の問題を他人事みたいに話すところが気に食わない。

 それから、話の設定上、かれが秋穂以外の女の子を好きになると、そうすぐほかの女に目移りするなよ、という気がしてしまうんですよね。

 エロゲのシステム的に仕方ないところはあるんだろうけれど、やっぱり気に障る。

 このゲーム、どのルートを選んでも第1話から第5話まではほぼ同じ展開で、第6話のみ個別ヒロインの物語になります。だから余計に一樹が簡単に心変わりしているように思えるのかも。

 秋穂が死んでから幽霊になって戻ってくるまでの時間がもう少し長かったらまた違ったんじゃないか、とも思うけれど、そのときはそのときでまたべつの問題が生じたかも。悩ましい。

 まあ、基本的には普通のエロゲなので、好きなひとは好きなんじゃないかと思います。それほど大きな欠点もなく、よくまとまっているとはいえる。

 あと、この話、主人公ではなくヒロインたちの葛藤がメインなんですよね。秋穂の妹のつばさがめちゃくちゃ面倒くさい性格で、ちょっとおもしろかった。

 生真面目な努力家のわりに要領が悪く、劣等感の塊で、嫉妬深く、他人を傷つけるとそれ以上に自分が傷ついてしまう、とてもやっかいな女の子。

 ある意味純真無垢ではあるものの、じっさいにこんな子とつきあったら大変だろうな、というタイプです。

 あまりにも完璧超人な姉に対してコンプレックスを抱いているあたり、『Fate』の遠坂妹にちょっと似ているかも。

もしも明日が晴れならば

もしも明日が晴れならば