唐沢俊一氏の「盗作」が発覚した件。


 スキャンダルである。

 オタク系評論家の唐沢俊一さんが、著書『新・UFO入門』で、ネット上の文章を盗用していたことが発覚したらしい。

 この場合、文章を「盗作」されたのは、著名な漫画系ウェブログ「漫棚通信ブログ版」。発覚経緯は以下のよう。

 あー胃が痛い。

 昨夕、ソファに寝っ転がって、唐沢俊一『新・UFO入門 日本人は、なぜUFOを見なくなったのか』(2007年幻冬舎新書)を、へらへらと楽しく読んでおりましたところ。

 自分がかつてブログに書いた記事と、ネタがかぶってるところもあるなあ。ふーん。

 アレ?

 ……

 アレレレレ?

 こ、これは、オレが書いた文章と、まるっきりおんなじやんけっっっ!!!

 はぁはぁ。待て待て。落ち着け。というわけで風呂に入ってからもう一度、過去の自分の記事と見比べながら読み直し。

 これは似てるというレベルじゃねえぞっっっ!!!

 なるほど、たまたま読んだ本に自分の文章が盗用されていたら、それは胃も痛くなるだろうな。

 しかし、ひと口に「盗作」といっても、傍目から見れば、「これのどこが盗作なの?」「まあ、これくらいは仕方ないんじゃない?」という場合もある。かならずしも一方の言い分だけ聞いて他方を責めるわけにはいかないだろう。

 それでは、この場合はどうなのか。「漫棚通信」では、自分の文章と唐沢氏の文章をならべて比較してあるので、読み比べてみることにしよう。……(熟読中)……えーと、そっくりですね(汗)。これはちょっと、弁護のしようがないかも。

 もちろん、ぼくは原著を確認したわけではないから、唐沢さんの文章が改竄されている可能性がゼロではないとはいえる。

 しかし、この件にかんしては既に唐沢さんも「漫棚通信」を「参考にさせていただいた」ことを認めているのである。少なくとも、一方的ないいがかりということはありえない。

 唐沢さんの言い分はこうだ。

本書の一部がサイト『漫棚通信』の内容と酷似している、
という指摘がサイト運営者の方からなされました。
悪意または盗用という意はまったくありませんが、
山川惣治『サンナイン』のストーリィ紹介に関し、当サイトの
紹介を大いに参考にさせていただいたことは事実ですし、
ある作品のストーリィを紹介するという性格上、参考にさせて
いただいたサイトとの記述の非常な類似のあることも事実です。
当方の不注意と認識不足の結果であり、まことに申し訳ありません。

 ようするに「大いに参考にさせていただいた」ことは事実だが、盗用したつもりはない、うっかり参考元を記載し忘れてしまっただけで他意はないのだ、ということらしい。

 はたしてこの理屈が通るものかどうか、読者諸氏には、該当文章を確認したうえで判断していただきたい。

 個人的な意見をいわせてもらうなら、まあ、通るわけないよな、と思うのだが……。