一昨日の話の続き。
ぼくはこうして日々ウェブログを更新しているくらいなので、ネットを利用したコミュニケーションの方法論にはとても興味があります。
昔はネットでのやり取りといえば掲示板が主流で、さまざまな対話も主に掲示板上で繰り広げられていました。
いまはウェブログのコメント欄とかトラックバックでのやり取りが主流ですよね。でも、それにも良し悪しがあって、コメント欄でのやり取りってのは、何というか、速度が遅すぎると思うんです。
まずぼくが記事を上げる、それに対しコメントが付く、ぼくが返事を書く、それに対しまたコメントが――というやり取りに数日はかかる。そのあいだに記事は過去ログに流れてしまうから、たいていは建設的な議論に達する前に話が終わってしまう。
ま、だからこそいつまでも不毛な論戦をくり広げる羽目に陥らずに済むという一面もあるとは思います。ただ、もう少し速やかに会話が出来るようにならないものかな、とも感じる。
だからぼくは毎週チャットをひらいているわけですけど、これでもまだちょっと遅い。やっぱり一番速いのは直接会って口頭で会話することなんですよね。
何回かオフ会に参加して、いちばん強く感じたのはそのことです。オンラインとオフラインの最大の差、それはスピードの違いだと。
もちろん、ネットには遠方の地の見知らぬひととやり取りできるという巨大な利点があります。しかし、いまのところ、スピードではオフラインに及ぶべくもない気がしますね。