きみはエロゲで泣けるか?


 泣けるとされているエロゲランキング

 2ちゃんねるの泣けるエロゲスレッドの集計結果、1位から10位までに映像を付けたニコニコ動画の動画です。

 ま、いろいろと興味深い結果ですね。田中ロミオシナリオ作品が3本もランクインしているのがすごい*1。ぼくは『家族計画』も『クロスチャンネル』もプレイしていませんけど。やっぱりやったほうがいいのか。

 10位の『グリーングリーン』、8位の『Kanon』、4位の『加奈』、3位の『AIR』、2位の『君が望む永遠』はプレイ済み。

 『グリーングリーン』は、『ゼロの使い魔』のヤマグチノボルと『神様家族』の桑島由一がシナリオを努めた作品。いま考えてみると豪華ですね。

 基本的にはおバカなノリをたのしむコメディなんだけれど、一本、難病の少女が主役の話があって、これが支持を集めたのだと思う。

 この話、構造的には『世界の中心で、愛を叫ぶ』とほぼいっしょで、あざとくひとを泣かせようと思ったらパターンはいくつもないことがわかる。ま、かわいそうな女の子がかわいそうに死んでしまうだけの話なので、どうでもいいといえばどうでもいい。

 『Kanon』と『AIR』についてはいまさら説明する必要もないでしょう。知らないひとは、原作はプレイしなくていいから、京アニ製作のアニメ版を見るべし。

 『加奈』は腎臓病の妹加奈に恋してしまった青年の半生記。エロゲの兄×妹ものでは、たぶんいちばん良くできた話なんじゃないかな。

 主人公が幼い頃にまでさかのぼって、どのように禁断の思いが熟成していったのか描いているので近親相姦にも説得力がある。「腹違いの兄妹だけど、ま、いっか」という調子で子供まで作ってしまった『ロンド・リーフレット』とは偉い違いですね。

 タイトルだけ見るとあざとい妹萌えゲームみたいだけれど、じっさいにプレイしてみると主人公の人間的成長のほうが印象深い。

 かれが妹の死を乗り越えて生きる決意を固めるエンディングはちょっと感動的です。

 一応、加奈が助かるハッピーエンドも用意されているんだけれど、ものすごくご都合主義的な展開。でも、ぼくは許す(笑)。5本もアンハッピーエンドを見てしまうと、ハッピーエンドを見たくなるんですよ、やっぱり。

 変な萌えキャラとか出てこないし、医療描写も一応現実に準拠しているので、萌え萌えな泣きゲに抵抗感のあるひとでもプレイできるんじゃないでしょうか。ていうか、普通にいい話です。ぼくはかなり好き。

 『君が望む永遠』はアージュのヒット作。ぼくはこれ、あまり好きじゃないんだよなあ。ようするにただのベタなソープオペラですからね。

 序章が終わって本編が始まる場面を、いきなりセックスの描写から始めるいやらしさ、気持ち悪さは高く評価しますが、「泣ける」という評判はよくわからない。どこらへんで泣くものなんだろ。

 そういえば、この作品にかんするペトロニウスさんの感想で大空寺あゆについてひと言も触れられていないのはどういうわけなのでしょう(笑)。わたし、気になります

グリーン・グリーン DVD Edtion

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君が望む永遠 DVD specification 通常版

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*1:もっとも、正確には『加奈』、『家族計画』のライター山田一と、『クロスチャンネル』の田中ロミオが同一人物であるという確証はない。