『SWAN SONG』プレイ日記 その5

SWAN SONG

SWAN SONG

 2周目終了。

 2周目は短いですね。ほとんど1時間程度で終わる。

 しかし、このライターさん、本当に巧いなあ。1周目で既読の展開をテンポよく説明して展開をショートカットしていくスキルが絶妙。ほかのエロゲライターにも見習ってほしいくらい。

 文章といい、構成といい、もはや熟練の域に達していると思うのですが、エロゲライターになる前は何していたんだろ。さっそくmixi瀬戸口廉也コミュニティに参加しておきました。

 2周目は1周目の絶望を補完するようなハッピーエンド。あまりにも鮮烈で残酷な1周目と比べると、まあ、やっぱり蛇足かも。

 この作品、エロゲ以外のメディアで発表されていたら、もっと広く受容されて高い評価を受けていたんじゃないかな。

 少なくともライトノベルで『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』を書いた桜庭一樹と同じくらいには評価されていいと思う。どんどん悪い方向へ展開していく邪悪さがよく似ている。

 しかも、どんなにグロテスクな場面も完璧に物語上の必然性があって、露悪趣味的じゃないんだよね。

 たぶん、純粋に描写だけ取り出せばこれよりもっとひどいことをしているエロゲもたくさんあるだろう。しかし、『SWAN SONG』には、同じ状況に置かれたら人間はじっさいにこんなふうに堕ちていくのではないかという切実なリアリティがある。

 実年齢だけでなく精神年齢も18歳以上でないと手を出してはならない作品である。怖いよ、ほんと。