知っている方のほうが多いと思うが、Amazonでは中古品も売買されている。
そのなかでも本の値段は安く、はなはだしきは1円で取引されている作品も少なくない。
1円というと、いかにも安売りという印象になるが、なかには名作と呼ぶにふさわしい作品も混じっている。
今回はそのなかからとりあえずSF、ファンタジー小説の名作を選んでみた。そのうち、ライトノベル編とかミステリ編もやるかも。やらないかも。
さすがに現役バリバリの作家はなかなか1円の作品がないので、多少片寄ったリストになった。もちろん、探せばまだまだあるだろうが、疲れたのでこのくらいで止めておく。
ご利用の際には、以下の3点にご注意あれ。
1.現時点では1円で買える商品も、将来的には売り切れる可能性があります。
2.ぼくが名作だと言い張ったからといって、あなたの好みに合うとは限りません。
3.本体価格は1円ですが、送料などがかかるため、じっさいにはもっと高額の買い物になります。
そういうことで、よろしく。
長いので、以下は「続きを読む」記法で。
●アイザック・アシモフ
- 作者: アイザックアシモフ,小尾芙佐
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1986/05
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- 作者: アイザック・アシモフ,厚木淳
- 出版社/メーカー: 東京創元社
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『神々自身』はアシモフの長篇で唯一のダブルクラウン作品。たぶんアシモフの作品のなかでいちばんおもしろいと思う。
第一章で絶望的な展開を描き、第二章でそれを裏側から綴り、そして第三章でひっくり返す、という構成の妙が光っている。
『銀河帝国の興亡』はアシモフの代表作のひとつ。このタイトルをもじって『銀河帝国の弘法も筆の誤り』という小説が書いた作家が、いるとか、いないとか。
- 作者: アーサー C.クラーク,伊藤典夫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1977/05
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- 作者: アーサー C.クラーク,伊藤典夫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1984/05
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- 作者: アーサー・C.クラーク,山高昭
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1988/07/01
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- 作者: アーサー・C.クラーク,Arthur C. Clarke,伊藤典夫
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- 作者: アーサー・C.クラーク,Arthur C. Clarke,小隅黎,岡田靖史
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: アーサー・C.クラーク,Arthur Clarke,小隅黎,岡田靖史
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- 作者: アーサー・C・クラーク,南山宏
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: アーサー・C・クラーク,山高昭
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1992/01
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- 作者: アーサー・C・クラーク,山高昭
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1985/03
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- 作者: アーサー C.クラーク,深町眞理子
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- 作者: アーサー・C・クラーク,中桐雅夫
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アーサー・C・クラークは現代最高のハードSF作家である。その作品は一様にレベルが高い。
なかでもヒューゴー、ネビュラを独占し、ダブルクラウンに輝いた『宇宙のランデヴー』辺りは名作といっていいだろう。
この小説の最後の一行は、SF史上最も胸躍る一行のひとつ、といっていいのではないだろうか。
- 作者: ウィリアムギブスン,Gibson William,浅倉久志
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『ヴァーチャル・ライト』はギブスンの大四長篇。
『ニューロマンサー』の破滅的な雰囲気はないが、はるかに読みやすい。「サイバーパンク」と呼ぶにはあまりにも軽快な作品といえよう。
ただ、ギブスンお得意の細部の描きこみは今回も光っている。何者もウィリアム・ギブスンが書くようには書くことができない。天才のあかしである。
ちなみにこの作品の舞台は2005年、つまり現在から見れば「近過去」だ。
●サミュエル・R・ディレイニー
- 作者: 伊藤典夫,サミュエル・R.・ディレイニー
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1988/01
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サミュエル・R・ディレイニーは現代SFで最も知的で難解な作品を書く作家として知られている。
しかし、この『ノヴァ』辺りは普通のスペースオペラとして読むこともできるだろう。その次元で読んだとしてもとにかくかっこいい。スマートである。
表紙がかっこいいんだけれど、画像が出ないなあ。残念。
- 作者: タニスリー,酒井昭伸
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1987/03
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ほかの作家が「物語」の次元にとどまっているのに対し、リーの小説は神話の高みに到達している。
本書はそのリーがインドを舞台にして描いた短編集。妖しい世界が貴方を待っている。
スタータイド・ライジング (上) (ハヤカワ文庫 SF (636))
- 作者: デイヴィッド・ブリン,酒井昭伸
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スタータイド・ライジング (下) (ハヤカワ文庫 SF (637))
- 作者: デイヴィッド・ブリン,酒井昭伸
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- 作者: デイヴィッド・ブリン,酒井昭伸
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: デイヴィッド・ブリン,酒井昭伸
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ブリンは『スタータイド・ライジング』でダブルクラウンを、『知性化戦争』でヒューゴー賞を受賞した。
両作品とも同じ宇宙の話で、さまざまな宇宙人が登場する。また、イルカや猿などが知性化して人類と供に進化の道を歩んでいる辺りもユニークだ。
とてもおもしろい小説だが、長くて厚いことが最大の欠点か。
●フレデリック・ポール
- 作者: フレデリック・ポール,矢野徹
- 出版社/メーカー: 早川書房
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ゲイトウエイ〈2〉蒼き事象の水平線の彼方 (ハヤカワ文庫SF)
- 作者: フレデリック・ポール,矢野徹
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ゲイトウエイ〈3〉ヒーチー・ランデヴー 上 (ハヤカワ文庫SF)
- 作者: 矢野徹,フレデリック・ポール
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ゲイトウエイ〈3〉ヒーチー・ランデヴー 下 (ハヤカワ文庫SF)
- 作者: フレデリックポール,矢野徹
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- 作者: フレデリック・ポール,矢野徹
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- 作者: フレデリック・ポール,矢野徹
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- 作者: フレデリックポール,Frederik Pohl,矢野徹
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『ゲイトウエイ』はヒューゴー賞、ネビュラ賞を独占受賞した名作である。
「ヒーチー人」と呼ばれるなぞの異星人が残した宇宙船に乗り、宇宙の彼方まで旅する人びとの運命を描いている。
しかし、この宇宙船、人類の科学力ではどこへ飛んでいくのか、さっぱりわからない。銀河系の外まで飛び出して二度と戻らないかもしれないのだ!
作品背景が飢餓時代であることもあり、必然的に実に暗い話になるが、とにかくおもしろい。続編は明るくなったかわりに魅力が褪せた気がする。
永遠のチャンピオン (ハヤカワ文庫 SF 529―エレコーゼ・サーガ1)
- 作者: マイクル・ムアコック,井辻朱美
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ムアコックのヒロイック・ファンタジーのひとつ、『エレコーゼ・サーガ』の第1巻である。数あるヒロイック・ファンタジーのなかでも、これほど凄惨、残酷、絶望的な結末を見る作品はないのではないだろうか。『エルリック』に匹敵する傑作である。
●R・A・マカヴォイ
- 作者: R.A.マカヴォイ
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: R.A.マカヴォイ,井辻朱美
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- 作者: R.A.マカヴォイ,井辻朱美
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- 作者: R.A.マカヴォイ,黒丸尚
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世の中には「泣かせる」という触れ込みの小説が数多くあるが、ぼくのなかではその最高峰にあたるのがこの『魔法の歌』である。
ルネサンス期を舞台に、堕ちた天使と歌う魔術師の遍歴を綴っている。この作品のエピローグは、ほんとに感動した。
『黒竜とお茶を』は軽い童話的作品。
- 作者: 大原まり子
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- 作者: 大原まり子
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- 作者: 大原まり子
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- 作者: 大原まり子
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- 作者: 大原まり子
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- 作者: 大原まり子
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- 作者: 大原まり子
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- 作者: 大原まり子,忍青龍
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- 作者: 大原まり子
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- 作者: 大原まり子
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大原まり子は現代SF屈指の映像的作家である。
『未来視たち』、『メンタル・フィメール』といった短編集にはその天才のすべてが収められている。「グレーテルの焼死」なんて、タイトルの段階で既にかっこいいもんなあ。
とどめは長篇『ハイブリッド・チャイルド』。逃亡した半機械生命体ヨナを中軸に、人類と機械帝国の最後の興亡を描いた名作。
- 作者: 上遠野浩平,中澤一登
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『ぼくらは虚空に夜を視る』は上遠野浩平のSF代表作。
『ブギーポップ』で見せた切れ味は健在で、現実と虚構を鋭くシャッフルするその腕前は超一流。とにかくかっこいい。仮想現実SFの一方の頂点と言っていいと思う。
それにしても、この未来史はいつか閉じる日が来るのだろうか。来ないような気がするなあ。
●栗本薫
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- 作者: 栗本薫
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- 作者: 栗本薫
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- 作者: 栗本薫
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- 作者: 栗本薫
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『トワイライト・サーガ』は『グイン・サーガ』の数百、数千年後を舞台にしたヒロイック・ファンタジー。暗く美しい雰囲気が印象的。
天野喜孝による主人公ゼフィール王子がとてつもなく美しいのだが、やっぱり画像は出ないのであった。残念。
●小松左京
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『果しなき流れの果に』は小松左京ひとつの最高傑作であるにとどまらず、日本SFの代表作でもある。
古代の恐竜が電話機の音に驚くという意表をつくオープニングを皮切りに、人類と支配者との20億年に渡る攻防を描いていく。
さしずめ、日本版ワイドスクリーン・バロックというところか。その圧倒的ハッタリは無数の作家に影響を与えた。
●笹本祐一
- 作者: 笹本祐一,鈴木雅久
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『星のパイロット』はそののち『彗星狩り』、『ハイ・フロンティア』、『ブルー・プラネット』と続くシリーズの第一作。
おんぼろ宇宙船で空をめざす「星のパイロット」たちの物語である。
このシリーズ、ここで終わりなのかなあ。続きを読みたいんだけれど。無理かなあ。
●瀬名秀明
- 作者: 瀬名秀明
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- 作者: 瀬名秀明
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- 作者: 瀬名秀明
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瀬名秀明をSF作家と呼べるかどうかは微妙なところである。しかし、日本SFに対しかれほど鋭い問題意識を以って対峙している作家はいないだろう。
ここでは『八月の博物館』を特にお奨めしておく。『ドラえもん』にオマージュをささげ、ある少年のひと夏の冒険をメタフィクション風に描いている。二人のヒロインがやたらにかわいいのも印象的。
●田中芳樹
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- 作者: 田中芳樹
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とりあえずここでは『銀河英雄伝説』は避けた(たくさんありすぎるから)。
『タイタニア』は『銀英伝』と並ぶスペースオペラの秀作。人類が宇宙に広がった未来社会を舞台に、多彩な人物を用いて群像劇を綴っている。バルアミーとリディア姫に萌えないひとはいないはず(たぶん)。
唯一にして最大の問題点は、一向に続きが出る気配がないことであろう。
●谷甲州
ヴァレリア・ファイル2122年 (角川文庫―スニーカー文庫)
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ヴァレリア・ファイル〈2〉追跡のファルコン (角川文庫―スニーカー文庫)
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ヴァレリア・ファイル〈3〉ラボアジエ・クレーター研究所 (角川文庫―スニーカー文庫)
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ヴァレリア・ファイル〈4〉オルドレイ研究所襲撃 (角川文庫―スニーカー文庫)
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ヴァレリア・ファイル〈5〉脱出スペース・ジャック (角川文庫―スニーカー文庫)
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『ヴァレリア・ファイル』シリーズはサイバーパンク的雰囲気のSF長篇。のちに士郎政宗のイラストを得て再販されることになったが、これは最初の文庫版である。
とにかくおもしろい小説だったという印象が、いまも鮮烈にのこっている。ツンデレヒロインのレティシアはもう少しかわいげがあってもいいと思うぞ。デレ少なすぎ。
●野尻抱介
- 作者: 野尻抱介
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フェイダーリンクの鯨―クレギオン〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 野尻抱介
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- 作者: 野尻抱介
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アフナスの貴石 〈クレギオン〉第6巻 (ハヤカワ文庫 JA)
- 作者: 野尻抱介
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『クレギオン』シリーズは野尻抱介が富士見ファンタジア文庫で出版していたスペースオペラ&ハードSF長篇。既知の物理法則を破らないことが特徴だろうか。
主人公たちが次つぎと宇宙規模の事件に遭遇する辺りはご都合主義だが、ほかの点ではとてもリアルだと思う。
このシリーズも続編を読みたいけれど、無理かなあ。ライトノベルのSFはどうしてこう途中で終わるんだ!