正月三が日ももう終わりかあ。なんだか漫画読んで寝てばかりいたような気がする。古式ゆかしき日本の伝統的な正月の過ごし方といえるでしょう。

 昨年のベストを読むと、上位はずらりとSFが占めています。これだけを見るとまるでSFファンみたいだな。

 今年はもう少しミステリを読みたいものですが、あまりおもしろそうな本に出逢わないことも事実。あえていうなら、北國浩二道尾秀介あたりが注目株でしょうか。

 法月綸太郎我孫子武丸あたりが新刊を出してくれたら買うんだけどなあ。我孫子さんにはぜひ生きているうちに人形シリーズを完結させてほしいものです。もうこの際、ミステリでなくてもいいからさあ。

 SF的には、今年もやっぱり国書刊行会に注目。運がよければ、第二期に入った「未来の文学」からアルフレッド・ベスターの未訳長篇『ゴーレム100』やサミュエル・R・ディレイニーの代表作『ダールグレン』が訳出されるはず。

 「ガラクタ以下」といわれる『ゴーレム100』や、超難解で知られる『ダールグレン』をどう訳すか、ある意味、「プロジェクトX」的な大事業ですね。

 でも、まあ、翻訳小説もこれくらいになると、多少誤訳してもだれも気づかないことでしょう。

 河出から出るはずの『たんぽぽ娘』にも期待しているのですが、こちらは伊藤典夫さんの健康状態次第というところでしょうか? もし年内に出たら鍵っ子を騙して読ませようと思います。