『春期限定いちごタルト事件』が漫画化だとか。

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

 小佐内さんがかわいいなあ。これだけ見ているととても悪の天才少女とは思えません。

 どうでもいいけれど、漫画担当の饅頭屋餡子さん、名前が検索しにくいよ……。奈須きのこに匹敵するセンスです。

 どうせなら『冬期』まできっちり漫画化してほしいところですけれど、原作自体、まだそこまで行っていないからどうしようもないか。

 『夏期』は『春期』よりはるかに気にかかるところで終わっているし。『夏期』のあの結末で「全2巻完結です」とか言ったら米澤さんはテロの標的になるでしょうね。

 ちなみに今年の話題作『ボトルネック』はみんなが痛い痛い言うから読んでいません。

 ふつうに読みすすめていって、さいごに痛い結末だとわかるのはかまわないけれど、最初から痛そうだとわかっていると読みづらいよなあ。〈マルドゥック・ヴェロシティ〉もそれで止まっている。どこかに爽快なハッピーエンドの傑作はないものか。

 まあ、何をもってハッピーエンドというかも微妙なところで、ぼくは「バッドエンドだと雰囲気が重苦しいから、ちょこっと付け加えてみました。てへっ」みたいな結末はハッピーエンドだとは思わないんですよね。

 それしかありえない、という必然性のある形でなければならないと思う。そういう意味で理想的なハッピーエンドは吉田秋生の〈BANANA FISH〉あたりでしょうか。あれほど完璧に幸福な結末を見たことがありません。

Banana fish (1) (小学館文庫)

Banana fish (1) (小学館文庫)