ディフェンス

ディフェンス

 アゴタ・クリストフについて調べていたら、亡命作家繋がりでナボコフを読みたくなってきた。

 それではナボコフから何を選ぶべきか。まずはじめにあたまに浮かんだのは、「ロリータ」だった。

 ナボコフの代表作にして、かれの文名を一躍世界に広めたベストセラー。じつは既に一度新潮文庫で読んでいるのだが、さいわい、最近、若島正の新訳が出ている。これを読むことにしよう。

 そう思って新訳版*1を入手したのだが、その後、インターネットで調べたところ、近々、大量の注釈を付した文庫版が出るという。どうかんがえてもこちらを待ったほうがよさそうだ。

 それでは、晩年の大傑作といわれる「アーダ」はどうか。しかし、この作品は入手困難な上に、飛び切りの難解さで知られている。ぼくのあたまでは絶対に理解できないはずである。とりあえず避けておくのが無難だろう(ちなみに、この作品も近日中に若島正による新訳が出るようである)。

 というわけで、無難なところで比較的初期の作品「ディフェンス」を選んだ。

 人生をチェスに見立てたひとりの天才チェス・プレイヤーの一代記。「愛のエチュード」というタイトルで映画化されている。チェス・プロブレム作家でもあったナボコフのチェス愛が遺憾なく発揮されている――らしい。面白そう。

 人生は短く、傑作は数多い。どうでもいいギャルゲとかやっている暇はない。

*1:ちなみに定価2800円……。