ジョージ・R・R・マーティンの〈氷と炎の歌〉第3弾は、〈剣嵐の大地〉というタイトルに決まったようである。11月にはまず「剣嵐の大地(1)」が発売される。

 いや、「1」って。いままで上下巻でもあれだけ厚かったのに、全3巻かよ。値段は1冊2940円だから、1冊の厚さは減っていないようだし。

 全3巻なのに上中下という表記にしないのは、これから1、2、3、4に分けなければならないことがありえると想定しているからだろうなあ。ああ、長篇作家。

 あと、すっかり「ストームブリンガー」で終わった気になっていた〈永遠の戦士エルリック〉も、そういえばまだ続きがあるのだった。

 同じ11月には待望の新作「夢盗人の娘」が刊行される予定。シリーズの番外編的な位置づけの「真珠の砦」や「薔薇の復讐」よりもさらにあとに発表された作品である。じつは主役はエルリックじゃないという情報も入ってきている。

 人間、歳をとるほどややこしいことをかんがえるものでもあるし、エルリックが魔剣を振りまわし、〈混沌〉の怪物どもと渡り合う――というわかりやすいヒロイック・ファンタジーではないことは想像がつく。しかしまあ、とりあえず新作が読めることそのものはたのしみである。

 あと、ジャック・ヴァンスの「竜を狩る種族」が復刊するらしいが、これはたしか持っているはず。薄い本である。文字通り持っているだけで、読んではいないけれど。