「くじびきアンバランス」の新連載が始まりました。

 いわずと知れた木尾士目げんしけん」の作中作。班目あたりが夢中になって見ているはずの作品ですね。

 でも、あらためて漫画化されてみると本当にただの萌え漫画っぽいので、わりとどうでもいいような気も。まあ、第1巻が発売されたら考えよう。

 それはともかく、ひぐちアサおおきく振りかぶって」があいかわらずおもしろい。守備でも攻撃でも抜群の運動神経を示す天才バッター田島に対するコンプレックスに悩む花井。今月号ではかれをなんと三橋が勇気付ける!

 額にマジックで「気弱」と書かれているような三橋に他人を元気付けるなんて真似ができようとは。花井がどうやって悩みを乗り越えるのかいろいろ予想していたけれど、これは想定外でしかも感動的な展開です。いい漫画だなあ。

 スポーツにかんする情報が広くいきわたり、いわゆる努力と根性型のスポ根漫画が説得力を失ったあと、一時期「H2」や「SLAM DUNK」、「MAJOR」などの「天才漫画」が流行ったことがある。

 どれも生まれついての天才が、その生得の才能で大活躍を繰り広げる筋書きです。しかし、それらの天才漫画が「才能がない人間はいくら努力してもだめなのだろうか?」という絶望を孕んでいた。

 「おお振り」はいわばその種の絶望を受けて生まれた「ポスト天才漫画」に相当する作品だと思う。少年たちが野球に懸ける真剣さはなまじの天才性より胸を打つ。

 それにしてもこの漫画、いつまで経っても新刊が出ないんだよなあ。どんな裏事情があるんでしょうか。なんでもいいから、出して欲しいんだけれど。