そういえば、「げんしけん」は終わったものの、その作中作である「くじびきアンバランス」がひきつづいて漫画化されるそうです。

 正直、「やめておけばいいのに」という気がしなくもありませんが、実物を見てみないことにはなんともいえないので、これ以上のコメントは控えましょう。「ネギま!」なんて始まる前は全然期待していなかったもんなあ。

 そういえば、以前チャットで話題になったのですが、「くじアン」の設定はホルヘ・ルイス・ボルヘスの短篇「バビロンのくじ」とよく似ていますよね。ていうか、そっくりです。

 こういうことはあまりいいたくないのですが、まあ、ボルヘスがパクったことは間違いないでしょう。ラテンアメリカ文学の巨匠なんていってもそんなものです。ほら、「バベルの図書館」は山尾悠子の「遠近法」のパクリだし*1

 あと、「くじアン」はフィリップ・K・ディックの「偶然世界」ともよく似ているので、ディックも間接的にパクったかもしれません。

 こういった問題は意外によくあるものです。たとえばイタロ・カルヴィーノの「不在の騎士」は甲冑のなかが空っぽの騎士を描いた小説で、これはもうあきらかに「ハガレン」そのものですね!

 ああ、もう、カルヴィーノにも困ったものです。きっとネタがないときにうっかり「ハガレン」を読んでしまったのでしょう。ここは広い心をもって赦してあげたいと思います。世界文学なんていってもね、実態はこんな感じですよ。

*1:このネタは通じにくいかもなあ。そういう小説があるのだと思ってください。