こんな本が出ていますね。出るようですね。

 萌え、ボーイズラブやおい系。言葉は聞いたことあるけど、意味がよくわからない。人気のライトノベル小説というものを読んでみたいが、どれを選べばいいかわからない……そんな方に本書はぴったりのガイドブックです。単なるマニュアルだけでなく、「ラノベのルーツは源氏物語?」「三銃士は立派なラノベだ!」など、人気ライトノベル作家の著者の鋭い視点からライトノベルのルーツも探ります。

 まあ、ライトノベルのルーツは「源氏物語」じゃないだろうとは思いますが(笑)、ちょっと気になる。見かけたら読んでみよう。ああ、ひょっとして「紫の上萌え!」とかそういう話? それならわからなくもないけれど。いや、わからないけれど。

 とにかくまあ、こういう本が新書で出ることじたいは悪いことじゃないですよね。書き手も新城先生だからそう突飛な内容じゃないだろうし。これが本田透さんだったら不安いっぱいだけど。

 ただ、まあ、ぼくはライトノベルといったってようするにただの小説だと思っていますから、「ライトノベルってなに?」という質問に対しては、「ただの言葉じゃ」というこたえしかないと思うんですけどね。

 ライトノベル独自の方法論で書かれたライトノベルとしかいいようがない作品というものはないように思います。キャラクター小説の方法論は、それこそ「ダルタニアン物語」のむかしからたいして変わっていないのではないでしょうか。ポルトスの死にアラミスが涙を流すシーンとか、いいんだよなあ。