限界小説書評 『滅びのマヤウェル』/オカザキ、天皇を撃て(前編)

 日本SFの最後の嫡流である森岡浩之は、蜀漢滅亡に際して唯々諾々として魏に降った父や兄弟を尻目に一人自裁を選んだ北地王劉褜の如く、誇り高く野阿梓――例えて言えば日本SF界の諸葛孔明であろうか――の遺訓に従って散ったのだ。

 爆笑。

 いや、気持ちはわかるけれど、森岡浩之はまだ散っていないって。かってに殺すなよ。