7SEEDS 6 (フラワーコミックスアルファ)

7SEEDS 6 (フラワーコミックスアルファ)

 ある朝、めざめたとき、見覚えのない無人島にいたとしたら? しかも、その島には日本のものとは思えない奇怪な蟲がうごめいていたとしたら?

 そしてまた、その島に集められた自分たちわずか数名をのこして人類がほろび去ってしまっていたとしたら――? そのとき、あなたはどのように選択し、行動するだろうか。

 田村由美の最新作「7SEEDS」は、あまねく文明が崩れ去った遠未来日本を舞台にしたサバイバルもの。絶滅に瀕する人類の最後の「種」として冷凍睡眠されて未来に送り込まれた少年少女たちの生きのこりを賭けたたたかいの物語である。

 現在のところ、人類のなかで確実に生きのこっていることがわかっているのは、春のチーム、夏のAチーム、夏のBチーム、秋のチーム、冬のチーム、各7名+1の40名のみ。

 しかもそのなかでも次々と死亡者がカウントされていく。数多いサバイバル漫画のなかでも、「漂流教室」に匹敵するほど過酷な状況設定といえるだろう。

 それにしても、第6巻まで読んでみても、作者が物語をどこに落とすつもりなのか見えてこない。

 主人公たち以外に日本人の生きのこりがいないことはほとんど間違いがないようだし、タイムスリップものと違って過去へ帰れる希望はない。漂流ものとちがって助けがくる見込みもない。あまりに絶望的な状況だ。

 第7巻では一転して過去の話が描かれるようだが、いずれにしてもいま最もさきの展開が気になる漫画のひとつである。