悪党どものお楽しみ (ミステリーの本棚)

悪党どものお楽しみ (ミステリーの本棚)

 第9位。

 タイトルと表紙から判断して、重たいハードボイルドを想像される方もいらっしゃるかもしれません。でも、その想像ははずれ。これはこれ以上ないくらい楽しい「ギャンブル本格推理小説」です。

 もとプロの賭博師で、いまは足を洗っていかさま賭博師ハンターになったビル・パームリーが、あらゆるいかさまをあばきつづけます。「カイジ」あたりが好きな方は気にいることでしょう。

 それにしても、この作家の小説のうまいこと、うまいこと。洒脱、軽妙、これぞまさにおとなの読む小説。ハードカバーで高価なのが唯一の欠点ですね。