新世紀エヴァンゲリオン鋼鉄のガールフレンド2nd (6)

新世紀エヴァンゲリオン鋼鉄のガールフレンド2nd (6)

 読了。

 「新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド2nd」、これがほんとの完結編。
 シンジとアスカを巡る物語は第4巻までで終わっているので、第5巻には前日談、第6巻には後日談にあたるお話が収録されています。

 でもまあ、やっぱり物語としてのおもしろさは第4巻までのほうが上かと。

 後半2巻は、蛇足というほどではないにしろ、あまりあえて付け足す必然性が感じられません。まあ、これはこれでおもしろいんだけどね。

 この巻に収録されているのは、シンジ、アスカ、レイらチルドレンたちが世界各地に散ってからのお話。

 かれらは成長していくにつれ、シンクロ率が下がってエヴァに乗れなくなっていきます。しかし、それはかれらがおとなになったということでもあるのです。

 ここには「新世紀エヴァンゲリオン」本編では見ることができなかった、14歳の戦場を通り過ぎたシンジたちがいます。

 そしてまた、エキセントリックに尖っていった「エヴァ」本編とは違う、緩やかな時間の流れがある。

 うーん、なんて健全な漫画なんだ。「エヴァ」とおなじキャラクターを使ってこの違い。おなじキャラクターでも、違う物語に載せれば違う存在になるんですね。

 それにしても、けっきょく、カヲルくんはなんだったんでしょうね。

 てっきり第5巻以降でその正体があかされるのかと思いきや、なぞは深まるばかりでした。これじゃまるで山下和美の「不思議な少年」だよ。

 それから、まったく出番がないケンスケが可哀想。ちょっとくらい出してあげてもいいだろうに。