アキハバラ・イズ・デッド。
という話を、ネットをうろついているとよく見かける。
なんでも、オタク観察に来ているパンピーどものせいで、秋葉原はすっかり変わり果ててしまったのだとか。昔の楽園ではなくなってしまったのだとか。
そしてまた、そういう「田舎者」のほうが愚かなのだと嘲笑する声も多い。
なんだろう、この見下しあいのゲーム。揶揄と冷笑のスパイラル。しばらく秋葉原には行っていないけれど、ちょっとうんざりする。
すべては最終的には自意識の問題に帰するような気がする。他人にどう思われようと、しっかりした自分をもっていれば気にすることはないだろう。
ぼくとしては、パンピーかオタクか、常識人か非常識人か、そういうカテゴリで自分を定義することはやめにしたい。
ひとがどう思うと勝手だけれど、ぼくはまず第一にぼくなのであって、なにかのカテゴリがぼく自身の人格をあらわしてくれることはない。
ぼくはぼく系、ということ。