「容疑者Xの献身」を放り出して、アヴラム・デイヴィヴィッドスン「どんがらがん」を読みはじめてしまった。ぼくは集中力がないのでなかなか1冊の本を読み上げられないのである。

 短編集なので、とりあえず以前、山本弘さんが紹介していた「さもなくば海は牡蠣でいっぱいに」を読んでみる。わはは、これはなかなかあたまおかしい。

 話の構造だけみればホラーなんだけれど、全然怖くない。ちょっと形容しがたい読後感である。こんなアイディア一本で小説を書くか、普通?

 なるほどなあ、これは純粋奇想作家かもしれない。上等なワインを呑むようにちびりちびりと読んでいこう。いや、まあ、ぼくはワインなんて呑まないんだけどね。