闇の守り手1 - ナイトランナー I (C・NOVELSファンタジア)

闇の守り手1 - ナイトランナー I (C・NOVELSファンタジア)

 いま読んでいる本です。なぜ読み終えてから感想を書かないかというと、読み終わる前に投げ出してしまう気がするからだったりするんですが。

 スタンダードなゲームファンタジーっぽい「盗賊の危険な賭」に対して、こちらはほんのりボーイズ・ラブっぽい腐女子系。これから巻がすすむにしたがって同性愛色が濃くなっていくらしい。どこの国にもこういう作品が好きなひとが(以下略)。

 ファンタジーとしてはそれほど特色がなくて、わりと平凡な作品だとおもいます。むしろ特筆するべきは訳文で、翻訳小説とは思えない軽さ。ほとんど日本のライトノベルを読むのとおなじ感覚で読めてしまう。

 ただ、そのために原作のギリシャ語ふうの固有名詞を日本ふうにあらためてしまっているのはまずいんじゃないかと。ファンタジーの命はそういう固有名詞のエキゾチックな響きに宿るものだと思うんだけどね。

 でも、Amazonを見に行くと、「日本ではなじみにくい固有名詞を、あえて分かりやすいものに変えてあるというところにも、訳者さんのこだわりが見えます。」と評価されていたりするので、これはこれでいいのか。とにかくリーダビリティを優先している印象ですね。

 まあ、「萌え」系のとんがった作品でもそうだけれど、もうこういうのは好きかきらいか、快楽を感じるか否か、でしか評価できない気がする。好きなひとは好き。それでいいんじゃないかな。