SF右翼ってこんな感じかな……。
・当然ながら「SFマガジン」は毎月購入している。
・ヒューゴー賞とネヴュラ賞の受賞作はとりあえず読む。
・「こんなものSFじゃない」と言うのは普通だ。
・スペースオペラなんてSFじゃない。
・ライトノベルはSFの仲間じゃない。
・でもワイドスクリーンバロックはSFだ。
・ハードSFこそSFの王道だ。
・世界一のSF作家はグレッグ・イーガンだ。
・ファンタジーやホラーはSFのサブジャンルだ。
・小難しい文学作品なんてSFの敵だ。
・そもそもニューウェーヴが間違いの始まりだった。
・「夏への扉」がオールタイムベストなのはおかしい。
・ティプトリーの最高作は「たったひとつの冴えたやりかた」ではない。
・名作SFがアニメ絵の表紙で復刊されるのは腹立たしい。
・科学的誤謬はSFにとって致命的欠陥だ。
一応、自分でも答えておこうかな。
・当然ながら「SFマガジン」は毎月購入している。
×。生まれてから1回も購入したことがない。ただし図書館で読むことはしばしば。あと、書評欄だけは毎月立ち読みしている。
・ヒューゴー賞とネヴュラ賞の受賞作はとりあえず読む。
△。長編はそこそこ読んでいる。ダブルクラウン取ったのはほとんど読んでいると思う。
・「こんなものSFじゃない」と言うのは普通だ。
×。言わない。
・スペースオペラなんてSFじゃない。
×。もちろんスペオペもSFである。みんなディレイニーの「ノヴァ」とか大好きじゃん。あれ、スペースオペラですよ?
・ライトノベルはSFの仲間じゃない。
△。遠い親戚くらいにはあたるんじゃないかと。そもそもライトノベルってSFがそうであるような意味ではジャンルとはいえないので、比較することじたい間違えているかも。
・でもワイドスクリーンバロックはSFだ。
〇。もちろん。
・ハードSFこそSFの王道だ。
△。どうだろうなあ。僕ごときには判断がつきません。まあ、王道といっても、アシモフとかクラークあたりと、スタージョンとかゼラズニイは別のジャンルの作家のような気がしますね。本格作家とハードボイルド作家くらい離れているのでは。
・世界一のSF作家はグレッグ・イーガンだ。
〇。世界一だろうなあ、やっぱり。いまのところ敵が見当たらない。
×。どう考えてもファンタジーやホラーのほうが古いと思うんですが。
・小難しい文学作品なんてSFの敵だ。
×。そんなこともないかと。小松左京とか筒井康隆の時代はそうだったのかもしれないけど、いまさら主流文学を敵視する必要もないでしょう。
・そもそもニューウェーヴが間違いの始まりだった。
×。いつまでも子供のままではいられません。
・「夏への扉」がオールタイムベストなのはおかしい。
〇。たいした小説じゃないですからねえ、「夏への扉」。ハインラインだったら「月は無慈悲な夜の女王」とかのほうが。
・ティプトリーの最高作は「たったひとつの冴えたやりかた」ではない。
〇。「たったひとつの冴えたやりかた」も良い小説ですけど、ほかが凄すぎる。ちなみにマイベストティプトリーは「故郷へ歩いた男」なんだけど、なぜかいまいちマイナーですね。
・名作SFがアニメ絵の表紙で復刊されるのは腹立たしい。
×。どんな表紙でも復刊してくれるだけでありがたい。
・科学的誤謬はSFにとって致命的欠陥だ。
△。ケースバイケース。本当に致命的な場合もあるでしょうね。
というわけで、12点。微妙〜。