読了。

 「霧舎学園ミステリ白書」2年ぶりの第6弾。はじめて読むときはだれもがそのどこかずれたラブコメセンスに身悶えするものの、読みすすめていくうちに次第にそれが快感に変わるという恐ろしいシリーズです。

 ミステリとしての出来は意外に悪くなく、またさすがに5冊も読めばそれなりに登場人物に愛着も湧くので、僕はこれからも読みすすめる予定。もうこうなったら全部読んでやらあ。九月でも十月でも出しやがれってんだ。

 さて、今回は修学旅行編。京都をおとずれた棚彦たちと学校にのこった保たちの二元中継ですすむ――かと思いきや、棚彦と琴葉がさらに二手に分かれるので三元中継です。

 この巻でかれらが挑む謎は「暗号」。「ペガサスの暗号」とよばれる暗号が少年探偵たちのまえに立ちふさがることになります。

 うん、まあ、あいかわらずだけどわりとおもしろかったです。今回はラブコメ分が薄いためふつうのミステリになっちゃっている感は否めませんが。

 しかーし、読み終わったらこんな小説を読んでいていいのか激しく疑問に思えてきた。読みやすいからといって軽いものから読んでいく傾向があるのではないか? もっと読むべきものがあるのでは?

 傑作を読もう、傑作を。適当に話題作をあさって読んでいく生き方とはおさらばさ。――たぶんね。