ブリザードアクセル 2 (少年サンデーコミックス)

ブリザードアクセル 2 (少年サンデーコミックス)

 読了。

 熱血フィギュアスケート漫画「ブリザードアクセル」第2巻。第1巻はわりと普通なんだけれど、この第2巻は最高だとおもいます。

 連載でこのあたりの回を読んだときは笑った笑った。主人公たちが音楽にあわせてフィギュアを踊っていると、あまりの表現力にイメージがあふれ、突然まったくべつの物語が始まってしまう。それ、イメージが浮かぶとかそういう次元の話じゃないだろ(笑)。

 「焼きたて!! ジャぱん」あたりからの流れなんだろうけれど、芸術の美しさを表現するためにこんな手があったとは。盲点だったなあ。

 バレエやフィギュアなどの魅力を表現するための方法論は、どちらかといえば少女漫画のレイヤーで育ってきたものといっていいだろう。

 躍動する肉体の「美」を漫画という記号的表現のなかでどう表現するか、その試行錯誤のなかで、遂には山岸涼子アラベスク」のような神がかり的な傑作も生まれてきたわけだ。

 それが最近は「昴」やこの「ブリザードアクセル」など、少年漫画系の作品でも取り入れられるようになってきている。小説作品ではあるが、海原零の「銀盤カレイドスコープ」もそのようなムーヴメントとパラレルな作品であるといえるかもしれない。

 それにしてもフィギュアスケートをこんな方法論で描いてしまった作品は前代未聞ではないかと。連載ではいま普通にスポ根漫画しているけれど、早く試合に戻って新たな「イメージの奔流」を生み出してほしいものである。いや、ほんと、これはおもしろすぎるって。